報道資料
平成22年11月1日
北陸総合通信局
北陸管内における市町村防災行政無線の整備状況について
総務省北陸総合通信局(局長 斉藤 一雅)は、平成22年10月末現在の北陸管内の市町村防災行政無線の整備状況について取りまとめましたので、お知らせいたします。
北陸管内では、昨年11月からの1年の間に、富山市(移動系)、白山市(同報系)、あわら市(MCA同報系・移動系)、坂井市(MCA移動系)においてデジタル方式の市町村防災行政無線が整備され、市町村防災行政無線の整備率(MCA含む)は94.1%となり、全国平均の92.9%を上回っています。
北陸管内の整備率(MCA含む)をシステム別に見ると、同報系は78.4%で全国平均の78.1%並みとなっている一方で、移動系は80.4%と全国平均の87.0%を下回っています。
防災行政無線の内、特に同報系については、地域の安心・安全の向上に直結することから、整備計画等のない未整備の8市町村及び一部に未整備地域を抱える8市町村に対して、引き続き早期の整備をお願いすることとしています。
県 |
市町村数 |
防災行政無線整備済み(注) |
整備率
(%) |
システム別内訳 |
同報系(MCA含む) |
移動系(MCA含む) |
|
MCA方式再掲 |
|
MCA方式再掲 |
【市町村防災行政無線の整備率】
富山県 |
15 |
14 |
93.3 |
14 |
0 |
14 |
0 |
石川県 |
19 |
17 |
89.5 |
13 |
0 |
11 |
0 |
福井県 |
17 |
17 |
100 |
13 |
1 |
16 |
2 |
計 |
51 |
48 |
94.1 |
40 |
1 |
41 |
2 |
(注) 同報系又は移動系の何れかが整備されていれば、整備済みとして計上。
【参考】
- 市町村防災行政無線
- 市町村から地域住民に対して防災情報を周知するための同報系と、市町村が防災情報の収集、連絡用に使用する移動系の2種類のシステムがある。
- 同報系
- 地域の避難所や公民館等に設置された屋外拡声子局(拡声スピーカー)や各世帯等に設置された戸別受信機を通じて、市町村から防災情報や避難勧告・指示等の周知を可能とする無線システム。
- 移動系
- 災害現場や避難所等に派遣された市町村職員と災害対策本部の通信を可能とする連絡無線。
自営無線であるため、携帯電話等の電気通信事業回線の場合と異なり、輻輳や発信規制等の影響を受けることなく、通信することができる。
- MCA無線
- 山上等に設置された基地局を共同利用する連絡無線システムで、近年、移動系としての利用に加え、同報系としての利用も広まりつつある。
- 市町村防災行政無線の整備率

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