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報道資料

平成24年10月10日
北陸総合通信局

ICT奥能登「絆」づくり協議会が奥能登地域でスマートフォンを活用した
観光情報提供システムのモデル実験を実施(来年春から8月頃)
−多言語対応、AR技術を駆使し、世界農業遺産の
「能登の里山里海」の魅力を紹介−

 平成23年6月、「能登の里山里海」が国内初の世界農業遺産に認定され、また、平成25年4月には能登有料道路の無料化、さらに、平成27年春には待望の北陸新幹線の金沢開業を控え、奥能登地域にとっても国内外から沢山の観光客が訪れる大きな可能性と夢が広がっています。
 ICT奥能登「絆」づくり協議会(会長:泉谷満寿裕 珠洲市長、顧問:齊藤一雅 北陸総合通信局長)の観光部会(部会長:大薮多可志 金沢星稜大学教授)では、ICTを利活用した観光振興の方策について検討してきましたが、本日開催の第4回会合において、奥能登地域を中心にスマートフォンを活用した観光情報提供システムのモデル実験を来年の観光シーズン(来年春から8月頃)に合わせて実施することを決定しました【別紙参照PDF】。
 モデル実験では、ホームページや観光パンフレット、案内看板等では難しかった観光客の年齢、趣向に応じたきめ細かな情報を日本語のみでなく多言語で提供し、奥能登地域を訪れる観光客のニーズへの適合度(満足度)をはじめ、観光動線(周遊性)、誘客効果等について、アンケートやログの分析による検証を行います。
 今回のモデル実験の特徴は、以下のとおりです。

  1. 地域の産学官で構成された協議会が幅広い分野との協働により実施すること。
  2. 多言語及びAR(仮想現実)機能に対応した観光情報を提供することにより、観光施設等にスマートフォンをかざすだけで簡単に施設等の情報が得られること。
  3. 観光客の年齢、趣向に応じた最適な観光ルート情報を提供すること。
  4. 外国人観光客等に対するスマートフォンのレンタルを行うこと。
  5. 利用者アンケートやアクセスログを分析することにより、観光客のニーズへの適合度(満足度)をはじめ、周遊性の向上、誘客効果等の有効性を分析すること。
  6. 実用サービス実施のためのビジネスモデルを検討すること。
     今後、ICT奥能登「絆」づくり協議会及び北陸総合通信局では、さらに関係者からのご提案やご協力を得ながら、モデル実験の実施に向けて、積極的に取り組んでいくこととします。

連絡先
情報通信部情報通信振興室
(担当:加藤、竹田)
電話:076−233−4430

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