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報道資料

平成28年5月20日
北陸総合通信局

「戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)」平成28年度新規採択課題を決定

〜 北陸管内から若手ICT研究者等育成型研究開発2件、電波有効利用促進型研究開発1件、
地域ICT振興型研究開発3件を採択 〜
 総務省は、情報通信分野の競争的資金である「戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)」に係る平成28年度研究開発課題の公募を、平成28年1月12日(火)から同年2月12日(金)まで行いました。これらの提案について外部評価を実施し、その結果を踏まえて63件の課題を採択しました。
 北陸総合通信局(局長 星 克明(ほし かつあき))管内における採択課題は下記のとおりです。
 なお、地域ICT振興型研究開発課題に採択した3名の研究代表者に対し、平成28年5月26日(木)14時から、当局局長室において採択通知書交付式を行います。

1  採択した研究開発課題

【若手ICT研究者等育成型研究開発 若手研究者枠 フェーズI】
研究開発課題名 研究代表者 研究分担者 概要 期間
笑顔で使えるブレイン・マシン・インタフェースの研究開発 


説明図-参考資料1PDF
森重 健一
(富山県立大学)

 これまでのブレイン・マシン・インタフェース(BMI)での、「笑うな」「目を動かすな」「身体を動かすな」といった多くの特殊な拘束条件をユーザに課すこと無く、かつ、短時間で脳活動の時系列信号を解読する手法により、ユーザが「笑顔」になっても、日常環境下で毎日使い続けられるBMIを研究開発する。 1か年度

【若手ICT研究者等育成型研究開発 中小企業枠 フェーズ1】
研究開発課題名 研究代表者 研究分担者 概要 期間
ヘテロジニアスな分散処理システムにおける空間ビッグデータ処理の高速化技術の研究開発


説明図-参考資料2PDF
荒木 光一
(五大開発株式会社)
新保 泰輝
(石川工業高等専門学校)
 ハザードマップ作成や地形解析などでの利活用分野において、空間ビッグデータの高速化処理技術が求められている。そこで、組織内にある複数のコンピュータや、クラウドと組織内のコンピュータの併用など、スペックが異なるヘテロジニアスな分散処理システムであっても、各コンピュータの処理時間を平準化して高速化するための処理時間予測手法と、その予測によるデータ分割手法による空間ビッグデータ処理の高速化技術を開発する。 1か年度

【電波有効利用促進型研究開発プログラム 先進的電波有効利用促進型 フェーズ1】
研究開発課題名 研究代表者 研究分担者 概要 期間
レーザーカオス光を用いた、高安定、広帯域サブテラヘルツ波源及び金属V溝による超集束効果を用いた高感度検出装置の研究開発


説明図-参考資料3PDF
纉 史欣
(福井工業大学)
谷 正彦
栗原 一嘉
山本 晃司
(福井大学)
 情報の高速伝送、高密度化が可能となる電波の高周波化のために、近距離での接触型の高速通信機器用に、THz波帯域において小型、簡便で安価、高安定、高感度な0.1〜1THz領域のサブTHz波帯発生および検出技術の確立を目的とする。
 空間的コヒーレンスを元のレーザーと同等に保ったまま、縦多モード化し光スペクトルが100倍程度拡大する上、同時に多モードが発生するレーザーカオス光を用いてTHz波の安定化を目指す。更に、送信側および受信側の光伝導アンテナに金属V溝導波路を用い、超集束効果により発生効率および検出感度を向上させ、出力が小さい欠点を克服する技術の確立を目指す。
1か年度

【地域ICT振興型研究開発 フェーズ1】
研究開発課題名 研究代表者 研究分担者 概要 期間
トイレ排泄生理現象データを活用したクラウド健康ネットワーク技術に関する研究


説明図-参考資料4PDF
中島 一樹
(富山大学)
 
長田 拓哉
(富山大学付属病院)

松橋 孝人
金山 義男
川端 実
太田 法幸
(NECソリューションイノベータ株式会社)
 生理現象である排泄は、データ収集・解析が極めて遅れている。これは対象が不潔であることによる測定機器開発の遅れが原因である。本研究では安価で簡便なセンサを便座に取付け、非接触に排泄量を自動測定するセンサシステムを開発する。また解析用のデータベースを構築し、これに測定データを収集・格納した排泄ビッグデータを活用するクラウド健康ネットワーク技術に関する研究を実施する。生理情報のビッグデータに排泄ビッグデータを付加することにより、疾病の早期発見・早期治療や疾病の予防精度を大きく向上させ、医療費削減に資する。 1か年度
高機能センシングと個人情報活用による独居高齢者の安心・安全・快適なコミュニティ創造


説明図-参考資料5PDF
松本 三千人
(富山県立大学)
鳥山 朋二
岩本 健嗣
(富山県立大学)

竹ノ山 圭二郎
炭谷 靖子
宮嶋 潔
(富山福祉短期大学)
  高機能センシング、状態識別技術を使用した見守りシステムを在宅高齢者宅に設置し、得られる行動データと健康や生活に係る個人情報(レセプトデータ)を活用して、健康な生活を維持するための情報を高齢者に提供する機能、及び行動データから緊急事態を検知し、救命に必要な情報を電子化した命のバトンに送信するとともに、地域コミュニティを活用し、ローカルコールセンタを通じて消防本部等へ緊急出動要請を行う機能を経済的に提供できる仕組みを構築する。 1か年度
発達障害児者の個人特性に応じた教育支援システムの開発研究


説明図-参考資料6PDF
小越 咲子
(福井工業高等専門学校)
斉藤 徹
高久 有一
(福井工業高等専門学校)

小越 康宏
(福井大学)

石上 晋三
(ミテネインターネット株式会社)

淺原 雅浩
三橋 美典
(福井大学)
 本研究では、発達障害児者の個人特性に応じた教育支援を行うICTシステムの開発を行う。個人特性を把握するために、発達障害児の特徴を日々の学校内、家庭内、地域内での行動履歴・生体情報・学習情報を蓄積し、蓄積されたビッグデータから、支援プランを導き出し、個人の特性にあわせた支援を提供する。本研究により(1)脳科学と情報科学の手法と知見を活用すること、(2)学校・家庭・民官の専門機関の連携・協働による大局的なデータを用いた解析を行うことで、今までにない、個別ニーズに応じた即時的動的教育支援が可能となると考えられる。 1か年度

2 採択通知書の交付について

(1)日 時  平成28年5月26日(木)14時から

(2)場 所  北陸総合通信局 局長室
        (金沢市広坂2−2−60 金沢広坂合同庁舎6F)

(3)出席者
  【研究代表者】
   富山大学 教授 中島 一樹(なかじま かずき)
   富山県立大学 教授 松本三千人(まつもと みちと)
   福井工業高等専門学校 准教授 小越 咲子(おごし さきこ)
  【北陸総合通信局】
   情報通信部長 山中 晃(やまなか あきら)
   情報通信部電気通信事業課長 綿谷 信義(わたや のぶよし)

(4)当日のスケジュール
  情報通信部長から各研究代表者に採択通知書を手交後、懇談します。
  懇談後は、研究代表者へ個別に取材可能です。

(5)その他
  取材を希望される場合は、事前に電気通信事業課(電話076-233-4420)までご連絡願います。
3 全国における採択課題について
  全国における採択課題は以下の総務省の報道発表をご覧下さい。
  「戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)の平成28年度研究開発課題の公募の結果」
   http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin03_02000171.html
(参考)
  1.  戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)は、情報通信技術(ICT)分野の研究開発における競争的資金です。総務省が定めた戦略的な重点研究開発目標を実現するために、ICTにおけるシーズの創出、研究者や研究機関における研究開発力の向上、世界をリードする知的財産の創出、国際標準を獲得することなどを目的として、新規性に富む課題の研究開発を委託する事業です。
  2.  SCOPEとは、 Strategic Information and Communications R&D Promotion Programme
    の略です。
  3.  競争的資金とは、研究資金の配分機関が広く研究開発課題を募り、専門家を含む複数の者による科学的・技術的な観点を中心とした評価に基づいて、提案された課題の中から実施すべき課題を採択し、研究者等に配分する研究開発資金です。
  4.  平成28年度研究開発課題の公募の概要は北陸総合通信局の報道発表をご覧下さい。
     「戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)の平成28年度研究開発課題の公募」
      http://www.soumu.go.jp/soutsu/hokuriku/press/2015/pre151218.html
 

連絡先
【SCOPE事業全般について】
情報通信部電気通信事業課
担当:綿谷、橋本
電話:076−233−4420

【電波有効利用促進型研究開発について】
無線通信部企画調整課
担当:久保田、辻
電話:076−233−4470

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