報道資料

記

1　　総務省では、災害時における情報通信の重要性にかんがみ、総務省防災業務計画等に基づき、災害予防及び災害応急対策における通信手段を確保するために、移動通信機器（簡易無線機300台、MCA無線機280台及び衛星携帯電話300台）を全国11箇所に配備し、地方公共団体等からの要請により貸出しを行う体制を整えています。
 

（参考）平成28年熊本地震の際にも以下の機器が貸し出されています。 　○ 簡易無線機、MCA無線機及び衛星携帯電話　　　10自治体に計82台を貸出 　○ 移動電源車　　　4自治体に貸出 　○ ICTユニット　　　2自治体に貸出　　　　等 ＜うち、当局の対応＞ 　○ 衛星携帯電話（2台）を富山県（被災地への派遣チーム）に貸出 　○ ICTユニット（1台）を熊本県宇土市に貸出。市役所機能を移転した臨時庁舎において、臨時の内線ネットワークとして利用。

2　　今回の訓練では、災害時等に当局から貸与可能な機器を含め、情報伝達手段の多様化・多重化に資する以下の災害対策用移動通信機器等を展示します。（展示会場：砺波市油田会場）
　展示する機器の詳細仕様は、別紙のとおりです。

（1）簡易無線機
　ハンディタイプの小型トランシーバーを展示。
　見通しが良ければ2〜3キロメートル程度の距離で通信が可能。

（2）MCA無線機
　ハンディタイプのMCA無線機を展示。
　MCAの基地局は山頂等に設置されていることが多く、サービスエリアが広い。
　携帯電話とは全く異なるシステムであり、業務用として利用者が限定されているため、携帯電話基地局の損壊や通話の集中にかかわらず利用可能。

（3）衛星携帯電話
　据置タイプの衛星携帯電話を展示。
　主に通信衛星を経由して行う通信であるため、地上の災害による影響を受けにくい。

（4）災害対策用移動電源車（小型）
　発電機を搭載したオフロード対応の四輪駆動乗用車。
　災害時において、小規模の電気通信設備や放送用送受信設備等への給電が可能。発電容量は5．5kVA。

（5）ICTユニット（パネル展示）
　無線LAN基地局、小型サーバー、バッテリー等により構成される小型で移動可能な通信設備であり、災害時に迅速に通信ネットワークを応急復旧させることが可能。
　さらに、外部の地上回線又は衛星携帯電話と接続することにより、遠隔地との発着信が可能。


＜参考＞　平成28年度富山県総合防災訓練
　1　 日時 　平成28年8月27日（土） 8：30〜12：00
　2 　場所 　砺波市（6会場）、小矢部市（2会場）、南砺市（2会場）
　3 　主催 　富山県、砺波市、小矢部市、南砺市
　4 　参加　 約120機関（予定）

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別紙