報道資料
平成28年9月12日
北陸総合通信局
富山県立山で登山者位置検知システムの実証試験を実施
〜 山岳遭難者の迅速かつ確実な救助に向けて 〜
山岳地帯では、地形的な理由から携帯電話がつながらないエリアが広範に存在します。このため、総務省では、このようなエリアでも山岳遭難者を迅速かつ確実に救助できるよう電波利用の検討を進め、動物の位置検知に用途が限定されていた特定小電力無線局※について、人の位置検知まで用途を拡大するとともに、チャンネル数を5から18に増やすよう技術基準を改正し、平成28年8月31日に施行しました。
※特定小電力無線局は、出力が小さいなど、総務省で定める一定の条件を満たした無線 設備を使用するものであり、無線局免許が不要となります。
総務省北陸総合通信局(局長 吉武 久(よしたけ ひさし))は、10月から富山県立山を中心とした山岳地帯において、この技術基準による登山者位置検知システムを実際に使用して、機能面及び利用面から評価を行うこととし、その第1回評価会会合を下記のとおり開催します。
本システムでは、山岳地帯でも届きやすい特性の電波を使用しており、登山者の位置情報を正確に把握することができます。
北陸総合通信局としては、携帯電話の不感エリアにおいて、本システムの有用性を示すことで社会実装を促し、山岳遭難者の迅速かつ確実な救助につなげたいと考えています。
記
- 日時 平成28年9月16日(金) 14時00分〜
- 場所 富山国際会議場2F 特別会議室 (富山県富山市大手町1)
- 委員 別表のとおり
- 第1回評価会会合の主な内容
(1)開催主旨の確認
(2)山岳遭難の現状と事例
(3)新システムの概要及びデモンストレーション
(4)評価方法、スケジュールの確認
(5)実証試験の内容
(6)意見交換
※ 評価会の開始前の時間にも、開発メーカーによる当該システムのデモンストレーションをご覧いただけます。
<取材についてのお願い>
取材につきましては、会の冒頭から(5)実証試験の内容まで(60分程度)とさせていただきます。
【参考資料】
登山者位置検知システムのイメージ図
登山者位置検知システムの利用モデル評価会 委員名簿
(敬称略・五十音順)
氏名 |
主要現職 |
岡田 敏美
(おかだ としみ) |
公立大学法人富山県立大学 名誉教授 |
金田 次弘
(かなだ つぐひろ) |
株式会社ゴールドウィン テクニカルセンター H.A.D-LAB 技術主査 |
佐伯 千尋
(さえき ちひろ) |
有限会社立山室堂山荘 代表取締役 |
谷川 聡
(たにかわ さとし) |
北陸電気工業株式会社 取締役 アドバンストデバイス開発本部 本部長 |
中尾 哲雄
(なかお てつお) |
一般社団法人立山黒部ジオパーク協会 会長 |
永田 修
(ながた おさむ) |
株式会社サーキットデザイン 取締役営業部長 |
船平 智之
(ふなひら ともゆき) |
富山県生活環境文化部 自然保護課長 |
星野 真則
(ほしの まさのり) |
独立行政法人日本スポーツ振興センター 国立登山研修所 専門職 |
(人選中)
|
富山県警察本部 生活安全部 地域課山岳警備隊 |
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