総務省トップ > 組織案内 > 地方支分部局 > 北陸総合通信局 > 報道資料 2016年 > 福井県総合防災訓練において情報収集の実演等を実施 〜 高精細な映像伝送システムによる情報収集の実演と機器展示を実施 〜

報道資料

平成28年10月27日
北陸総合通信局

福井県総合防災訓練において情報収集の実演等を実施
〜 高精細な映像伝送システムによる情報収集の実演と機器展示を実施 〜

 総務省北陸総合通信局(局長 吉武 久(よしたけ ひさし))は、平成28年10月30日(日)に実施される「平成28年度福井県総合防災訓練」(主催:福井県、あわら市)において、下記のとおり公共ブロードバンド移動通信システムを用いた情報収集の実演、災害対策用移動通信機器等の展示を実施します。

1.公共ブロードバンド移動通信システムを用いた情報収集の実演
 ◆実演会場:芦原青年の家付近(あわら市)

 発災時の的確な初動対応には、迅速かつ正確な情報収集が不可欠。(株)日立国際電気と共同で、公共ブロードバンド移動通信システムを実演。

 公共ブロードバンド移動通信システムは、ビデオカメラ、アンテナ、テレビ(ディスプレイ)、無線機2台(移動局・基地局)等により構成。被災地の映像及び音声を機動的に伝送可能。専用に割り当てられた無線周波数帯を使用しているため混信が少なく、最大10キロメートル程度の長距離伝送を実現。見通しのきかない山間部等においても利用可能。

【手順】
 (1) 日立国際電気が北陸総合通信局展示ブース内に無線機(基地局)その他の機器を設置
 (2) 北陸総合通信局が自局の災害対策用移動電源車を稼働し、無線機(基地局)及び大型ディスプレイに電力を供給
 (3) 日立国際電気担当者が無線機(移動局)を背負って訓練会場内を巡回、救出救助訓練の模様を映像と音声により随時北陸総合通信局展示ブースに設置された無線機(基地局)へ伝送
 (4) 北陸総合通信局展示ブース内に設置された無線機(基地局)に接続された大型ディスプレイにより映像と音声を表示

2. 災害対策用移動通信機器等の展示
 ◆展示会場:芦原青年の家付近(あわら市)

 災害時等に当局から貸与可能な災害対策用移動通信機器等を展示します。

 (1) 簡易無線機
 (2) MCA無線機
 (3) 衛星携帯電話
 (4) 災害対策用移動電源車(小型)
 (5) ICTユニット
 

参考2

平成28年度福井県総合防災訓練に展示する機器の詳細仕様

1  災害対策用移動通信機器
 
種類 名称 写真 仕様
簡易無線機 IC-UH35CMT
(ハンディ)
簡易無線機 【サイズ】
56(W)mm×
36(D)mm× 97(H)mm
*アンテナを除く
【重さ】310g
【連続運用時間】※
最大24時間
MCA無線機  EK-6175A
(ハンディ)
MCA無線機 【サイズ】
約58(W)mm×
約35(D)mm×
約149(H)mm
 *アンテナを除く
【重さ】360g
【連続運用時間】※
約18時間
衛星携帯電話 ワイドスターII
(据置)
衛星携帯電話 【サイズ】
縦約196mm×
横約180mm×
厚さ約39mm
【重さ】1.3kg
【バッテリ】※
連続通話時間22時間
連続待受時間26時間
                              ※ 時間はいずれも通常想定される使用例


2  災害対策用移動電源車(小型)

 
電源車 外観 電源車 外観
外観 車内













車両諸元
 全長: 5,000mm以下、全幅: 2,000mm以下、全高: 2,400mm以下
 総重量: 4,000kg以下

主な発電容量 5.5kVA



3  ICTユニット

ICTユニット

















 

連絡先
防災対策推進室
担当:瀬高、中根
電話:076−233−4479

ページトップへ戻る