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報道資料

平成28年10月27日
北陸総合通信局

福井県総合防災訓練において災害時の放送の確保訓練を実施
〜 NHK、隣接地域のコミュニティ放送局が連携する合同訓練を実施 〜

 総務省北陸総合通信局(局長 吉武 久(よしたけ ひさし))は、平成28年10月30日(日)に実施される「平成28年度福井県総合防災訓練」において、災害時におけるテレビ・ラジオ放送の確保が迅速に行えるよう、下記のとおり放送の確保訓練を実施します。
 災害時においては、被災者支援情報や生活関連情報等の伝達手段としてテレビ・ラジオ放送の果たす役割は大きく、本年4月の熊本地震においても放送の確保の観点から臨時地デジ中継局や臨時災害放送局(FM放送局)が特例措置による迅速な手続きで開設しています。
 今般、北陸管内においても迅速に放送を確保できるよう、NHK福井放送局及び隣接地域のコミュニティ放送局である福井街角放送(ふくいまちかどほうそう)が連携する合同訓練を実施することとしたものです。
 訓練模様は、訓練会場内に設置されるサテライトスタジオから模擬の臨時災害放送局(88.5MHz)で会場周辺に向けて、また、福井街角放送(77.3MHz)の特別番組として福井市及び永平寺町の一部に向けて生放送される予定です。

  1. 訓練日時
    平成28年10月30日(日) 8:30 〜 12:00(総合防災訓練終了迄)
     (注)福井街角放送の特別番組は10:00〜10:59

  2. 訓練場所
    福井県総合防災訓練(メイン会場:福井県あわら市 北潟湖畔公園内)

  3. 訓練概要
    (1)臨時地デジ中継局(模擬)の開設訓練
     地上デジタル放送中継局が被災により機能停止したとの想定で、NHK福井放送局が非常用送信車を用いて代替となる中継局を開設する訓練を実施。
     開設に要する北陸総合通信局への申請手続きは、特例措置により口頭で迅速に処理する訓練を実施。

    ア 参加機関
     1) NHK福井放送局
     2) 北陸総合通信局

    イ 訓練手順
     1) NHK福井放送局から北陸総合通信局に、被災中継局の代替となる仮設中継局の設置について電話で変更申請。
     2) 北陸総合通信局からNHK福井放送局に、変更を許可する旨、電話で通知。
     3) NHK福井放送局は、臨時地デジ中継局(模擬)を設置し開設。

    (2)臨時災害放送局(模擬)の開設訓練
      被災自治体である あわら市が、被災者支援情報や生活関連情報を正確かつ迅速に伝達するため、隣接地域のコミュニティ放送局である福井街角放送の協力を得て臨時災害放送局(FM放送局)を開設する訓練を実施。
     開設に要する北陸総合通信局への申請手続きは、特例措置により口頭で迅速に処理する訓練を実施。

    ア 参加機関
     1) あわら市
     2) 福井街角放送株式会社
     3) 北陸総合通信局

    イ 訓練手順
     1) あわら市から福井街角放送(コミュニティ放送局)に、臨時災害放送局の開設と申請代行等の協力を電話で要請。
     2) 福井街角放送から あわら市に、協力要請を受諾する旨、電話で回答。
     3) 福井街角放送から北陸総合通信局に、あわら市が開設する臨時災害放送局について電話で免許申請。
     4) 北陸総合通信局から申請代理人である福井街角放送に、あわら市に免許する旨、電話で通知。
     5) 福井街角放送からあわら市に、免許を付与された旨、電話で連絡。
     6) あわら市は、福井街角放送の協力を得て臨時災害放送局(模擬)を開設。

【参考】 臨時地デジ中継局及び臨時災害放送局開局訓練概要PDF
 

連絡先
情報通信部放送課
担当:綿谷、竹田
電話:076−233−4490

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