総務省トップ > 組織案内 > 地方支分部局 > 北陸総合通信局 > 報道資料 2021年 > 「大規模自然災害時における通信サービス確保のための連携訓練」を実施

報道資料

令和3年2月5日
北陸総合通信局

「大規模自然災害時における通信サービス確保のための連携訓練」を実施

 総務省北陸総合通信局(局長 三田 一博(みた かずひろ))は、石川県能美市(市長 井出 敏朗(いで としあき))と連携し、大規模自然災害時において、被災市町村役場等の通信サービスを迅速に応急復旧させるとともに災害時における課題に対応するため、総務省、地方自治体、通信事業者、電力事業者等が連携して行うべき初動対応を想定した訓練を下記のとおり実施します。
1. 背景・目的
 近年、台風、地震、豪雨等の大規模自然災害により、国民生活にとって重要インフラである固定電話や携帯電話等の通信サービスに甚大な被害が発生しています。
 大規模自然災害時において、特に災害対応の重要拠点となる市町村役場や県庁では、人命救助や避難者支援等の活動に支障を来さないよう、当該拠点における通信サービスに関する迅速な被害状況の把握及び応急復旧等が重要です。
 また、「令和元年台風第15号・第19号をはじめとした一連の災害に係る検証チーム」最終とりまとめ(2020年3月内閣府)において、通信分野については、電力供給との連携を図ること等が課題として示されたところです。
 そこで、このような課題に対応するため、国の関係機関、被災地の地方自治体、通信事業者、電力事業者等が連携して行うべき初動対応を想定した訓練を実施することとします。

2. 実施日時
令和3年2月12日(金)13時〜17時15分
※16時から16時40分まで通信事業者等保有の車載型基地局等のデモンスト レーションを実施

3. 場所
能美市役所本庁舎 大会議室(石川県能美市来丸町1110番地)
※デモンストレーションは市民ふれあい広場(能美市役所本庁舎正面玄関前)で実施

4. 参加団体(予定)
総務省(本省・北陸総合通信局)、経済産業省(中部近畿産業保安監督部北陸産業保安監督署)、金沢地方気象台、石川県、能美市、西日本電信電話株式会社、株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社、ソフトバンク株式会社、楽天モバイル株式会社、北陸電力株式会社、北陸電力送配電株式会社

5.訓練内容
 大地震の影響で、能美市の広範囲にわたる停電や伝送路寸断により、通信サービスの被害が発生したため、能美市役所に設置された災害対策本部に総務省や通信事業者等からリエゾンが派遣されたことを想定して訓練を実施します。訓練では、災害対策本部会議及び通信関係連絡・調整会議を開催して通信サービスの被害情報の収集・把握・共有等を行うとともに、携帯電話基地局等を早期に復旧させるための電力供給等に関する課題の特定・対策の検討・関係機関との調整等の連携の在り方について、有識者も交えた参加者間の討議等を実施します。

6. 訓練スケジュール
時間 内容 場所
13:00〜13:10 開会・総務省挨拶・オリエンテーション 市役所本庁舎大会議室
13:10〜14:10 事前説明会(訓練概要、進め方、想定シナリオ)
14:10〜14:15 能美市長挨拶
14:15 訓練開始  
14:15〜14:30 場面1:市災害対策本部会議 市役所本庁舎大会議室
14:30〜15:00 場面2:連絡・調整会議(情報共有・課題特定)
15:00〜15:50 場面3:連絡・調整会議(対策の検討・各機関と調整)
15:50 訓練終了  
15:50〜16:00 移動・休憩  
16:00〜16:40 展示機器のデモンストレーション 市民ふれあい広場(市役所本庁舎正面玄関前)
16:40〜16:45 移動  
16:45〜17:10 訓練の振り返り 市役所本庁舎大会議室
(プレス非公開)
17:10〜17:15 まとめ・閉会

【関係報道資料等】
・「令和元年台風第15号・第19号をはじめとした一連の災害に係る検証チーム」最終とりまとめ(令和2年3月 内閣府)
http://www.bousai.go.jp/kaigirep/r1typhoon/index.html


連絡先
防災対策推進室
担当:小森
電話:076-233-4479

ページトップへ戻る