総務省トップ > 組織案内 > 地方支分部局 > 北陸総合通信局 > 報道資料 2022年 > ローカル5G用無線局の免許を付与 〜電気工事現場の遠隔管理システムの開発に活用〜

報道資料

令和4年2月9日
北陸総合通信局

ローカル5G用無線局の免許を付与
〜電気工事現場の遠隔管理システムの開発に活用〜

 総務省北陸総合通信局(局長 蒲生 孝(がもう たかし))は、株式会社ケーブルテレビ富山(代表取締役社長 尾島 志朗(おじま しろう))から免許申請のあったローカル5G(※)用の無線局に対して、本日付けで免許を付与しました。
 同社では、免許を受けたローカル5G用無線局を北陸電気工事株式会社技術開発センターに設置し、電気工事現場の遠隔管理システムの開発に活用することとしています。
 北陸3県でのローカル5G用無線局(基地局)の免許状況は別紙のとおりです。

【免許を付与した無線局の概要】

申請者 株式会社ケーブルテレビ富山
サービスエリア 富山県富山市の一部
免許した無線局 基地局3局
無線局の目的 電気通信業務用
周波数 4.7GHz帯
無線設備の設置場所 富山県富山市

(※)「ローカル5G」とは

 「ローカル5G」は、地域のニーズや多様な産業分野の個別ニーズに応じて、携帯電話事業者以外の様々な主体が利用可能な第5世代移動通信システムのことであり、企業や地方公共団体等が、自らの建物や敷地内のスポット等で柔軟にシステムを構築することができます。周波数帯は4.7GHz帯(4.6〜4.9GHz)と28GHz帯(28.2〜29.1GHz)があります。

別紙 北陸3県でのローカル5G用無線局(基地局)の免許状況

免許人名 免許年月日 基地局数 周波数帯 サービスエリア
となみ衛星通信テレビ株式会社 R2.7.20 1局 28GHz帯 富山県南砺市の一部
R2.12.1 1局 28GHz帯 富山県南砺市の一部
高岡ケーブルネットワーク株式会社 R3.2.26 1局 28GHz帯 富山県高岡市の一部
射水ケーブルネットワーク株式会社 R4.2.3 2局 4.7GHz帯 富山県射水市の一部
株式会社ケーブルテレビ富山 R4.2.9 3局 4.7GHz帯 富山県富山市の一部
ローカル5Gの概要(参考)「ローカル5G」は、地域のニーズや多様な産業分野の個別ニーズに応じて、携帯電話事業者以外の様々な主体が利用可能な第5世代移動通信システムのことであり、企業や地方公共団体が、自らの建物や敷地内のスポット等で柔軟にシステムを構築することができます。令和元年12月24日から28.2から28.3GHzの周波数を使用したローカル5Gの無線局免許申請の受付を開始し、令和2年12月18日からは、新たに4.6から4.9GHz及び28.3から29.1GHzの周波数を追加しています。他のシステムと比較した特徴は、携帯電話事業者の5Gサービスと異なり、携帯電話事業者によるエリア展開が遅れる地域において5Gシステムを先行して構築可能。使用用途に応じて必要となる性能を柔軟に設定することが可能。他の場所の通信障害や災害などの影響を受けにくい。Wi-Fiと比較して、無線局免許に基づく安定的な利用が可能。建物や敷地内で自営の5Gネットワークとして活用する例については、建設現場での活用、農業での活用、工場での活用、防災現場での活用がある。建設現場での活用では、建機遠隔制御をゼネコンが建設現場で導入。農業での活用では、農家が農業を高度化する自動農場管理、スマート農業に利用。工場での活用では、事業主が工場へ導入し、スマートファクトリ、スマート工場を実現。防災現場での活用では、センサー、4K/8Kを使用し、自治体等がインフラ監視、河川等の監視に導入している。

連絡先
無線通信部陸上課
担当:藤原ふじわら高森たかもり
電話:076−233−4484

ページトップへ戻る