電波の有効利用をより一層推進する観点から、新たなニーズに対応した無線技術をタイムリーに実現するため、(1)周波数を効率的に利用する技術、(2)周波数の共同利用を推進する技術、(3)高い周波数への移行を促進する技術の何れかに該当し、概ね5年以内に開発すべき技術に関する無線設備の技術基準の策定に向けた研究開発課題に対して研究開発を委託します。
研究開発課題名 |
面的リアルタイム津波観測技術(津波レーダ)の開発 |
研究代表者 研究分担者 |
藤井 智史(琉球大学) 日向 博文(愛媛大学)、高橋 智幸(関西大学) 富田 孝史(名古屋大学) |
概要 |
本研究仮題では、津波防災情報の高度化に資することを目的とし、津波波源、伝播、副振動、漂流物などの津波現象全体を画面かつリアルタイムで観測できる津波レーダの要素技術と津波シミュレーションとの連携技術を開発する。また、津波観測に必要な広範な海域観測を可能にする海洋レーダーネットワークを構築するために、短波帯での周波数有効利用を図りつつ観測領域拡大が見込めるバイスタティック技術の確立を目指す。 |
研究期間 |
1か年度 |
ICT の利活用によって地域貢献や地域社会の活性化を図るために、地域に密着した大学や、地域の中小・中堅企業等が提案する研究開発課題に対して研究開発を委託します。
研究開発課題名 |
海洋ロボットやダイバー安全確保のための、海中無線通信エリア構築に関する研究 |
研究代表者 研究分担者 |
鈴木 大作(沖縄工業高等専門学校) 和田 知久(琉球大学) |
概要 |
本研究では、数100メートル規模の海中エリアに対して、音波通信によるワイヤレスLANのような無線通信エリアを構築することで、サンゴ礁でのオニヒトデ駆除ロボットなどの従来有線でコントロールしていたロボットコントロール、ダイバーの安全情報の母船でのモニター、海洋探査ロボットからの映像情報の母船での受信等を可能とし、これらにより海洋ロボット関連の新産業創造に貢献し、またマリンスポーツのさらなる振興を目指す。 |
研究期間 |
1か年度 |
参考1:「戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)の平成28年度研究開発課題の公募の結果」
(総務省報道資料)https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin03_02000171.html
参考2:戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)
Strategic Information and Communications R&D Promotion Programme