(1)「スマートメータとSNS連携による再生可能エネルギー利活用促進基盤に関する研究開発」
講師:愛媛大学総合情報メディアセンター 助教 佐々木 隆志(ささき たかし) 氏
【概要】
再生可能エネルギーで発電している人、興味を持っている人達のコミュニティをSNSで形成し、発電している人に“見える化”する従来の取組に加え、我が家のエコ自慢などをつぶやいてもらう等の他人にも“見せる化”によって、コミュニティを活性化することと、それに必要な要素技術の研究開発。
(2)「ホームネットワークを用いた高齢者安否確認システムと人材育成に関する研究開発」
講師:高知工業高等専門学校電気情報工学科 教授 今井 一雅(いまい かずまさ) 氏
【概要】
プライバシーを考慮した画像センサ、温度・湿度センサ、人感センサ、電力量検出センサ等と「高知IPv6マイコンボード」を組み合わせた高齢者の安否を確認するシステムの開発。
(3)「『救荒植物(災害時食糧備蓄となる植物)』栽培適地評価システムと森林資源をリアルタイムに公開する地域基盤情報システムの研究開発」
講師:高知工科大学システム工学群 教授 高木 方隆(たかぎ まさたか) 氏
【概要】
地域植物資源のフィールド調査からデータ整理・蓄積さらに利活用を支援するプラットフォームLupinesを起点として、災害備蓄としての意味を持つ「救荒植物」の自生環境の評価と、GISを基盤とした栽培適地の選定の方法論を開発して実際の栽培に役立て、地域社会の持続安定的な発展に資する新しい森林環境・植物資源評価ICTツールの確立の取組。
(4)「情報流通連携基盤の地盤情報における実証−総務省オープンデータ戦略−」
講師:平成24年度情報流通連携基盤の地盤情報における実証・実証会合高知「選定フィールド実証」検討委員会 事務局
一般財団法人全国地質調査業協会連合会 専務理事 土屋 彰義(つちや あきよし) 氏
【概要】
国や自治体等が所有する大量の地盤情報(ボーリング・地質データ)を電子的な収集・管理により、他分野・どこからでも利用できる環境を整備するための実証を高知県内7市町を対象とする選定フィールドで実施。地震・土砂災害の危険性予測や軟弱地盤分布など大規模災害への備えに利活用が広がる。
(5)「10ミリワットの挑戦(特定小電力無線利用の限界に挑戦する)」
講師:技術コンサルタント事務所 S.R.L 代表 武智 伸三(たけち しんぞう) 氏
【概要】
LPガス事業では検針等のため624万のメーターが監視センターとネットワークされ、スマートメーターの目指すネットワーク世界を先行し実用化している。LPガス事業通信ネットワークでの特定小電力システムの開発・導入に様々な課題を克服しながら実用化した取組。
(6)「JGN−Xの仮想化技術等の実装環境と利用事例」
講師:独立行政法人情報通信研究機構 テストベッド研究開発推進センター
テストベッド研究開発室 マネージャー 田向 忠雄(たむかい ただお) 氏
【概要】
新世代通信網テストベッド(JGN−X)上での仮想化技術の実装状況、大規模エミュレーション基盤(StarBED3)環境の紹介、提供サービスの概要、各種研究・利活用事例の紹介。