報道資料
平成25年11月19日
四国総合通信局
高知県香美市の消防・救急無線のデジタル化を支援
≪全国で初めて周波数有効利用促進事業の補助金を交付決定≫
総務省は、周波数有効利用のため、消防・救急無線及び防災行政無線のデジタル化を包括的に支援する補助金制度を本年度新たに創設し、四国総合通信局では、本制度の利用を市町村及び消防本部に働きかけてきました。
これを受け、高知県香美市より応募があり、11月12日(火曜日)、総務省は、全国で初めての補助金交付団体の一つとして香美市を採択し、本年度中に行われるデジタル消防・救急無線の整備を支援することとなりました。
高知県香美市の、総事業費及び補助額は以下のとおりです。
表:周波数有効利用促進事業の概要
交付決定団体(事業実施主体) |
総事業費(千円) |
補助金額(千円) |
高知県香美市 |
524,114 |
262,057 |
なお、周波数有効利用促進事業は、市町村が現在使用している150MHz帯及び400MHz帯のアナログ方式の防災行政無線及び消防・救急無線の260MHz帯へのデジタル化を促進するため、当該無線設備のデジタル化に係る経費の一部を補助するものです。
【参考1】
周波数有効利用促進事業
-デジタル防災ICTシステムの整備-
(無線システム普及支援事業)
1 目的
電波利用の拡大に伴う周波数需要の増大に的確に応えていくためには、更なる周波数の再編等を進めていく必要がある。
東日本大震災等を踏まえ、市町村が行う災害の被災状況の把握や救急・救命活動における重要性が再認識された防災用等の無線システムについては、依然として旧来のアナログ方式の無線設備が残存している状況にあることから、周波数の利用効率が高く、データ通信等の高度化を実現するデジタル方式の無線設備の整備を推進することにより、周波数の一層の有効利用を図る。
2 概要
現在市町村等が150MHz帯及び400MHz帯で使用しているアナログ方式の防災行政無線並びに消防・救急無線の260MHz帯への移行・デジタル化を促進するため、当該無線設備のデジタル化に係る経費の一部を補助する。
- ア 事業主体:市町村
- イ 補助対象経費:150MHz帯及び400MHz帯を使用する防災行政無線並びに消防・救急無線を一体で260MHz帯へ移行する無線設備(デジタル無線方式)の整備費
- ウ 国の補助率 :2分の1
3 イメージ図
【参考2】
平成25年度周波数有効利用促進事業
-デジタル防災ICTシステム等の整備-
(無線システム普及支援事業費等補助金)
表:他の交付決定団体
番号 |
事業主体名 |
事業箇所名 |
事業概要 |
1 |
遠野市 |
|
市町村防災行政無線
消防・救急無線 |
2 |
飛騨市 |
|
消防・救急無線 |
3 |
東備消防組合 |
備前市 岡山県和気郡和気町 |
消防・救急無線 |
4 |
香美市 |
高知県香美市土佐山田町百石町 |
消防・救急無線 |
ページトップへ戻る