報道資料
平成29年9月19日
四国総合通信局
「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業に係る提案公募の結果
≪四国管内から「かがわ総合リハビリテーションセンター」を実証会場とする事業を採択≫
総務省は、平成28年度から地域の人材やクラウド上の教材等を活用したプログラミング教育を行う実施モデルの実証をしています。
平成29年度は、障害のある児童生徒を対象に、個々の障害の状態や特性に応じた実施モデルの提案公募を7月3日から7月31日まで行いました。
全国から23件の提案があり、外部評価を経て、9月15日に全国で10件を採択事業として決定しました。
四国管内では、香川県高松市の「かがわ総合リハビリテーションセンター」を実証会場とする事業(実施主体:株式会社ミスターフュージョン)が採択されました。
1 事業の概要
プログラミング教育は、あらゆるモノがインターネットにつながるIoT社会において、論理的思考力や課題解決力、創造力等の育成に資するものです。
このような意義を有するプログラミング教育を全国に普及するため、総務省では平成28年度より、「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業に取り組み、地域の人材やクラウド上の教材等を活用したプログラミング教育実施モデル(以下、「実施モデル」という。)の実証を進めてきました。
本事業では、障害のある児童生徒もプログラミング教育を円滑に受けられるように、個々の障害の状態や特性に応じた実施モデルの実証を行うものです。
2 四国管内の採択事業
(1) 場所 :香川県高松市
(2) 主体 :株式会社ミスターフュージョン
(3) 会場 :かがわ総合リハビリテーションセンター
(4) 対象 :聴覚障害 特別支援学級(小学校)
(5) 指導者:保護者(香川県難聴児(者)親の会)
(6) 特徴 :保護者を指導者に育成。国立研究開発法人 情報通信研究機構が開発した「こえとら」(注)を活用したプロ
グラミング講座を実証。
注)「こえとら」は、聴覚障害者が健聴者との間で、文字と音声を相互に変換することで円滑なコミュニケーションができるよう支援するアプリです。
3 今後の予定
採択団体は年内に実証事業を行い、年明けに予定されている成果発表会で取組内容を発表します。
総務省は、開発した教材・ノウハウを全国の学校の利用に供するほか、育成した指導者もデータベース化するなど、「未来の学びコンソーシアム」を通じて情報提供していく予定です。
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