報道資料
令和2年5月1日
四国総合通信局
「戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)」の令和2年度新規課題を採択
≪四国からは徳島大学1課題≫
総務省は、情報通信分野の競争的資金である「戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)」の令和2年度研究開発課題について公募を行い、全国から85課題の提案があり外部評価の結果、20課題を採択しました。
四国からは6課題の提案があり、社会展開指向型研究開発1課題(「トレイルラン大会運営を支援する低コストな走者追跡システムの研究開発」)が採択されました。
1 令和2年度に四国管内から採択された課題
(1)社会展開指向型研究開発(※1)(3年枠)(フェーズI)
課 題 名 |
トレイルラン大会運営を支援する低コストな走者追跡システムの研究開発 (説明図:参考資料 ) |
研究代表者 |
木下 和彦(きのした かずひこ) (徳島大学) |
研究分担者 |
岡本 浩行(おかもと ひろゆき) (阿南工業高等専門学校)、
船田 悟史(ふなだ さとし)、 三好 健文(みよし たけふみ) (株式会社イーツリーズ・ジャパン) |
概 要 |
近年愛好者の増えているトレイルランは山岳地域の「町おこし」として期待されているが、コースを外れる走者の追跡のために一般のマラソンなどよりも多くのスタッフを必要とすることが大会運営の課題となって、更なる普及を妨げている。本研究開発では、GPS情報を得られないあるいは得られても誤差が含まれることを前提に、参加者に小型携帯端末を取り付け、コース上に設置した受信機と通信することで走者を追跡し、要対応者を自動検出するシステムを低コストに実現する。
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期 間 |
1か年度 |
2 令和2年度に四国管内において継続が認められた課題
令和元年度に四国においてフェーズIIとして実施していた以下の課題は、令和2年度も引き続き研究を行うことが認められました。
(1)重点領域型研究開発(※2) ICT重点研究開発分野推進型(3年枠)継続 (フェーズIIの2年目)
研究開発課題名 |
研究代表者 |
重度運動障害者向け欲求推測システムの開発 |
苅田 知則(かりた とものり) (愛媛大学) |
(※1)社会展開指向型研究開発は、IoT/BD/AI時代に対応して、実用化・社会実装を意識した、新たな価値の創造、社会システムの変革並びに地域の活性化及び課題の解決に寄与するICTの研究開発を推進するプログラムです。(以前の「重点領域型研究開発(※2)」を見直したもの。)
(※2)重点領域型研究開発は、未来社会における新たな価値創造を図るため、ICT分野で国として取り組むべき基礎的・基盤的な研究開発分野から重点領域を設定し、実証実験と一体的に取り組む研究開発を推進するプログラムです。
(参考)
戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE:Strategic Information and Communications R&D Promotion Program)とは、情報通信技術(ICT)分野において新規性に富む研究開発課題を大学・国立研究開発法人・企業・地方公共団体の研究機関などから広く公募し、外部有識者による選考評価の上、研究を委託することにより、未来社会における新たな価値創造、若手ICT研究者の育成、中小企業の斬新な技術の発掘、ICTの利活用による地域の活性化、国際標準獲得等を推進する事業です。
【関連報道資料】
四国管内の1課題を含む全20課題の新規採択課題は以下の報道発表を御覧ください。
戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)の令和2年度社会展開指向型研究開発及び電波有効利用促進型研究開発の公募の結果(令和2年4月30日)
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