報道資料
令和2年8月18日
四国総合通信局
避難情報や被災者支援情報等をラジオ放送により伝達
≪愛媛県伊予市で臨時災害放送局の開設・運用訓練を実施≫
四国総合通信局(局長:野水 学(のみず がく))は、8月29日(土)に愛媛県伊予市で開催される愛媛県総合防災訓練において、伊予市及び株式会社エフエム愛媛と連携し、災害時の情報伝達手段として活用可能な「臨時災害放送局(FMラジオ放送局)」(注)の開設・運用訓練を実施します。
(注)災害時に地方公共団体等が被災者への情報伝達のために臨時に開設することができるFMラジオ放送局。全国11の総合通信局等に送信機、アンテナ等の放送設備一式がそれぞれ配備されており、災害時等に貸し出しを行っています。
1 概要
災害時に避難情報や被災者支援情報等を伝達する手段としてラジオ放送の果たす役割は大きく、昨年は台風19号の際に長野県などの3地区において、近隣では平成30年の西日本豪雨の際には広島県の2地区において、臨時災害放送局が開設され、避難住民等への情報提供に活用されました。
本訓練は臨時災害放送局について、開設・運用にかかる手順の習熟、訓練参加者への有効性の周知、課題の洗い出しや検証を行うことを目的に実施します。
なお、当局では、本年4月に「『臨時災害放送局』の開設・運用の手引き」を取りまとめて四国管内市町村へ周知し、臨時災害放送局の利用を推進しています。
2 実施日時
令和2年8月29日(土)9時30分から12時00分頃まで(予定)
3 訓練場所
ふたみ潮風ふれあい公園 潮風みどりの広場(伊予市双海町高岸甲)
<令和2年度愛媛県総合防災訓練 メイン会場>
4 訓練内容
愛媛県総合防災訓練の中で、伊予市及び株式会社エフエム愛媛と連携し、当局保有の機器を使用した臨時災害放送局の開設・運用訓練を実施します。
(1)開設訓練
伊予市が臨時災害放送局を開設する想定で以下の手続きを電話で模擬的に実施。
四国総合通信局へ臨機の措置による無線局免許申請及び放送設備の借受申請
株式会社エフエム愛媛へ技術面及び運用面についての支援要請
(2)運用訓練
機器設置後に実際に電波を発射、訓練模様などを周辺地域に向け送信(送信周波数 87.2MHz)
愛媛県総合防災訓練の中で開設される避難所など計8カ所へラジオ受信機を配置、聴取いただいた訓練参加者を対象としたアンケート調査を実施
【参考1】
「臨時災害放送局」の開設・運用の手引き
【参考2】
臨時災害放送局訓練実施のお知らせ
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