テーマ
法律&契約編
~トラブル回避のために正しく知ろう~
7他者の権利を侵害する投稿・二次利用・ダウンロード

学習のポイント

~授業での使用や個人で楽しむ範囲はOK
でも、許可なくネットに公開するのは違法です~

事例7。自由研究の授業で発表する資料に、人気キャラクターをコピーして使ったらとても評判が良かったので、自分のSNSでも人気キャラクターを利用すればフォロワーが増えると考えて使っていたら、SNSの運営から、他者の権利を侵害しているとの警告が届いた。良くわからなかったので、問題ないと思って放置していたら、あとになってから、著作権侵害であることを知ったシーン。

ハートきゅんのイラスト

ここから僕が解説します

事例7解説。僕、ハートきゅんが解説します。他者の著作物であるキャラクターを許可なく使い、トラブルになってしまいましたね。学校の授業や宿題では、ネット上にあるイラストなど他者の著作物を使える場合もありますが、それ以外で使う場合には、基本的に許可が必要です。海賊版だと知りながらダウンロードすることも違法行為、御法度です。誰かの著作物を使うときは、正しく使っているのか、考えてみましょう。

考えてみよう
テレビ番組、映画、ライブ映像、音楽、書籍、キャラクターetc…世の中は誰かの著作物であふれています。
それらを許可なく公開やアップロードをしたら、どんなことになるでしょう?
A作者を苦しめることになる

自分の作品が知らないところで勝手に使われたら?など、作る側の人のことを想像しましょう。

B次の作品が生まれなくなる

有料の作品が許可なく無料で公開されれば、制作に関わる人たちは次の作品が作れません。

Cスクリーンショットや画面録画は?

撮影禁止のものを公開したり、正規のものではないと知りつつダウンロードすることも違法です。

もっと詳しく
「著作権は法律で守られている」ことをもっと意識して

動画や写真を投稿するサイトは年齢を問わず人気ですが、こどもたちがさまざまな著作物を無許可でアップロードしてしまい、著作権侵害となるケースが生じています。アップロードだけでなく、違法であることを知りながら著作物をダウンロードした場合も(個人で楽しむ範囲でも)、違法として2年以下の懲役又は200万円以下の罰金(またはその両方)を科せられることがあります。これは営利目的でなくても適用されます。

また、著作権とは異なりますが、自分のSNSでプロフィール欄に有名人の写真を利用する、友人の写真や動画を許可なく掲載するといったことは肖像権などの侵害にあたる可能性があるので注意しましょう。

無料で使える曲や画像でも、利用の条件をしっかり読み、ルールに従った使い方をしなければなりません。

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