テーマ
法律&契約編
~トラブル回避のために正しく知ろう~
10お得に買ったつもりが定期購入品だったとは

学習のポイント

~今なら安く買える!と飛びつかず
購入の条件などを事前にしっかり確認して~

事例10。好きなインフルエンサーが紹介している化粧品が、お試し価格で安く買えると思って申し込んだところ、翌月も同じ商品が届いたので、商品サイトをよく読んでみたら定期的な購入契約になっていることが分かって、支払いに悩んでいるシーン。

ハートきゅんのイラスト

ここから僕が解説します

事例10解説。僕、ハートきゅんが解説します。不意に出てくる、ネット上の記事や広告は、つい見てしまいますよね。利用者の関心の高い商品や、サービスを表示するのが、ネット広告の仕組みなので、広告を見ているうちに、衝動がいなんてことも起こりやすいんです。広告の中には、定期購入であることが分かりにくいものや、初回お試し価格が強調されている一方で、2回目以降は高額な通常価格での購入となるものもあるので、注意が必要です。ところで、みんなはネット上にあふれる、かわいい、や、かっこいい、に振り回されすぎていませんか?そうしたものの中には、人に注目してもらうために作られた演出が入ったものもあることを覚えておきましょう。

考えてみよう
興味のある商品やサービスの広告が表示されれば、つい見たくなるという人の心理を利用したネット広告の仕組み。流されて失敗しないためにできる工夫は?
A広告の文字に踊らされない

実物もなく説明員もいないネット通販。コピーや値段の魅力に負けず、冷静に細かなチェックを!

B広告や最終確認画面の表示

通信販売等では、販売条件等の表示が義務付けられています。多少面倒でも、記載内容に目を通すことが大切です。

C意図しない契約をした場合

どのような解決策があるのか、最寄りの消費生活センターなどに気づいたらすぐ相談しましょう。

もっと詳しく
定期購入やサブスクのお試しサービスを利用するなら慎重に

ネットは利用者の趣味嗜好に合う広告が表示されるから、気になるのは当たり前。「いつでも解約OK」の定期購入でも、よく読むと「初回のみで解約する場合、転売防止のために定価との差額をいただきます」と小さく書かれていたりするケースもあります。衝動買いをせず、すみずみまでちゃんと読むことが重要です。「〇か月無料キャンペーン」のサブスクリプション(通称サブスク)も同様、解約のタイミングを逃すと料金が発生します。商品やサービスの購入は契約です。商品・サービス・会社の評判、購入の条件、解約の条件やタイミングなどを確認して冷静に判断しましょう。少しでも気になることがあればやめるのが賢明です。

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