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自治財政局の紹介

 自治財政局では、地方財政計画の策定を通じて、福祉、学校教育、消防、道路や河川等の社会基盤の整備など住民の多様なニーズに応える行政サービスの財源を保障・調整しています。
 また、地方分権にかなった地方財政制度の改革に取り組んでいます。

新着情報

地方財政の果たす役割

 福祉、学校教育、消防、道路や河川等の社会基盤の整備を始めとした国民生活に密接に関連する行政はその多くが地方公共団体の手で実施されており、地方財政は国の財政と並ぶ車の両輪として、極めて重要な地位を占めています。その結果、平成20年度の地方財政の規模は、国の一般会計予算(83.1兆円)を上回る83.4兆円となっています。
 今後も、地方分権の推進や少子・高齢社会に向けた介護保険制度の実施等の地域福祉の充実など地方公共団体が担うべき役割とこれに伴う財政措置がますます重要となってきます。

地方財政の現状

 地方財政は、約1,800の地方公共団体の財政の総体であり、その多くは財政力の弱い市町村です。地方財政の財源不足は地方税収等の落込みや減税等により平成6年度以降急激に拡大、平成15年度には約17兆円に達しました。その後、財源不足は縮小傾向にあるものの、平成20年度も引き続き約5兆円もの大幅な財源不足が生じています。
 また、地方財政の借入金残高は、近年、地方税収等の落ち込みや減税による減税の補てん、景気対策等のための地方債の増発等により急増し、平成20年度末には197兆円、対GDP 比も37.4%となり、平成3年度から2.8倍、127兆円の増となっています。 (図A)

国と地方の税財源の配分

 国民が負担している租税については、国税と地方税の比率が約3:2となっていますが、地域間の財源の均衡を図るため、国税の一定割合の額が地方交付税という使途を特定しない財源として地方に交付され、さらに、補助金のように一般的に使途が特定されている国庫支出金が地方に対して支出されており、最終的な支出ベースは国と地方の比率が約2:3と逆転しています。このようにして、地方公共団体が事業を行うための財源が国から地方へ移転されています。 (図B)

地方財政計画を通じた財源保障

 自治財政局では、人口や産業の集積の度合いによる地域間格差や景気の動向による税収の年度間格差にかかわらず、地方公共団体がその重要な責任を果たすことが出来るよう地方財政計画(多種多様な地方公共団体の財政の複合体である地方財政の規模や収支見通しを全体として捉えたもの)を通じて、地方の財源を保障し、地方交付税や地方債などにより各地方公共団体に財源保障をしています。

地方債による財源措置

 地方公共団体の歳出は地方債(地方公共団体の借入金)以外の歳入をもって賄うことが原則ですが、建設事業など将来の住民にも経費を分担してもらうことが望ましい場合、あるいは災害など臨時的に多額な出費の必要がある場合には、地方債を経費の財源とすることができます。自治財政局では毎年度地方債計画を策定し、地方債発行額の見込みを定めるほか、起債の同意等の事務を通じて、限られた地方債資金の配分を行っています。

地方公営企業制度の企画立案

自治財政局では地方公営企業に関する制度の企画立案、財政措置、助言等を行っています。

地方公営企業の役割

地方公営企業は、水道事業、交通事業、病院事業、下水道事業など地域住民の生活や地域の発展に不可欠なサービスを提供しています(平成23年度末事業8,754事業)。

地方公営企業の決算規模(平成23年度)

全地方公営企業の決算規模は17兆2,252億円であり、全地方公共団体の普通会計の歳出決算額の約2割に相当するものとなっています。

地方交付税による税源調整

本来、地方公共団体の財源は自ら徴収する地方税など自主財源をもって賄うことが理想です。しかし、現実には税源などは地域的に偏在しているため、これを調整し、地方税収の少ない団体にも、一般財源(使途が特定されず、どのような経費にも使用することができる財源)を保障するための仕組みが必要となります。このような趣旨から設けられたのが地方交付税制度です。
平成20年度の地方交付税の総額は、15兆4,061億円となっています。

地方財政の健全化

平成20年度末には地方財政の借入金残高が197兆円となり、平成3年度から2.8倍、127兆円の増となります。このような財政状況のもと、自治財政局は、地方財政計画の策定等を通じて、地方公共団体が当面する地域福祉の充実や生活関連社会資本の整備等の重要政策課題に対応するため必要な財源を確保しつつ、不要不急な経費について徹底した節減合理化の道標を示すなど、地方財政の健全化の先導役としての役割を担うことが期待されています。

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