情報通信政策の最新動向に関する講演会を開催

 総務省四国総合通信局は、愛媛県IT推進協会及び四国情報通信懇談会との共催で、5月15日(水曜日)に愛媛県松山市において「情報通信政策の最新動向に関する講演会」を開催しました。本講演会は、ICTによる社会的課題の解決と豊かな生活の実現など、ICT利活用による経済再生と便利で安心な活力ある社会の実現に向けた情報通信政策の最新動向を紹介し御理解いただくことを目的として、愛媛県IT推進協会の平成25年度総会記念講演会、四国情報通信懇談会の情報通信講演会及び情報通信月間参加行事として開催しました。
 
 総務省から 谷脇 康彦(たにわき やすひこ)大臣官房審議官を講師に迎え、「情報通信政策の最新動向について」と題した講演をいただきました。
 
 最初に、ICTは経済成長に大きな役割を果たすものであり、国際競争力ランキングで上位を占める北欧は、電子行政、医療、教育分野等における利活用が進んでいること、21位の日本においては、マーケティングを重視したソフト開発力向上、更には市場に開放してビジネス化することが必要との紹介がありました。
 
 続いて、IT戦略本部が進める「電子行政オープンデータ戦略」において、公共交通関連、災害関連、食物の安全安心情報など価値あるデータの連携による創造的新事業・サービスの創出等を目的とした共通APIの仕様など各実証実験の成果をお話しいただき、併せて、総務省情報通信白書のオープンデータ化による2次利用の可能性についても紹介されました。
 
 また、パーソナルデータの利用、流通においては「プライバシーの保護」が重要である一方で、一人一人の価値観が異なることからそれぞれの許諾を得る仕組みづくりに課題があることが紹介されました。
 
 その他、韓国の電子行政におけるコスト削減効果、各地で推進されているフューチャースクール事業成果及び今後の構想、更には超高齢化社会における医療情報連携ネットワーク整備、ライフサポートビジネス創出に向けた事例などの紹介がありました。

 
 四国総合通信局では、今後も講演会等の開催をとおして、ICT利活用による経済再生と便利で安心な活力ある社会の実現に向けた情報通信政策の最新動向を紹介して参ります。(総務部総務課)  

講演会の様子

講演会の様子

谷脇 康彦(たにわき やすひこ)総務省大臣官房審議官の講演の様子

谷脇 康彦(たにわき やすひこ)総務省大臣官房審議官の講演の様子

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