ICT利活用による徳島の活性化を考えるセミナーを開催

 総務省四国総合通信局は、四国情報通信懇談会及び徳島ICT研究協議会との共催で、11月29日(金曜日)に徳島大学常三島キャンパスの工業会館において、ICTを活用して徳島の活性化を図る目的で、「ICT利活用による徳島の活性化を考えるセミナー」を開催しました。
 
 本セミナーでは最初に、総務省委嘱地域情報化アドバイザーの坂本 世津夫(さかもと せつお)氏が、「ICT利活用による地域活性化について」と題して基調講演を行い、地域活性化のポイントや地域資源の活用方法について紹介しました。特に、ICT利活用による地域活性化には「発想の転換」が必要であるとし、「ICTは思考の道具であり、考える力を養おう。」、「ICTは処理の道具であり、新たな処理方法を考えよう。」、そして「ICTはコミュニケーションの道具であり、新たな結合を考えよう。イノベーションを生み出そう。」と解説しました。
 
 次に、四国総合通信局情報通信振興課の松下 邦裕(まつした くにひろ)課長が、総務省のICT人材派遣制度である「地域情報化アドバイザー」及び「ICT地域マネージャー」について紹介しました。各制度の概要や過去の活用優良事例について解説し、本制度を地域の活性化に活用することを呼びかけました。
 
 最後に、国立大学法人徳島大学情報化推進センターICT推進室長の松村 健(まつむら たけし)特任教授の進行により、坂本(さかもと)講師、松下(まつした)課長、地域で様々な地域活性化の取組を続けているパネリスト6名によるパネルディスカッションが行われました。「それぞれが考える地域活性化のイメージ」について各人が意見を述べた後、各パネリストからは、現在実施している「地域活性化の取組」について紹介がありました。また、パネリストからは「継続した地域活性化には、組織作りが重要である。」、「ICTをどう使えばよいか、という情報が地域に浸透していない。」等の意見が出されました。
 
 四国総合通信局では、今後もセミナー等の開催を通じ、ICT利活用による地域活性化について皆様と一緒に考えていきます。

坂本 世津夫(さかもと せつお)氏の基調講演の写真

坂本 世津夫(さかもと せつお)氏の基調講演

松下 邦裕(まつした くにひろ)課長の制度説明の写真

松下 邦裕(まつした くにひろ)課長の制度説明

パネルディスカッションの模様の写真

パネルディスカッションの模様

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