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学校法人土佐高等学校の映像制作を支援

 四国総合通信局及び四国情報通信懇談会は、学校法人土佐高等学校(以下、「土佐高校」)からの要請により、9月26日(土)から3回にわたり映像制作活動を支援しています。
 このたびは、株式会社テレビ高知映像の総合プロデューサー 尾ア 泉(おさき いずみ)氏を講師として派遣し、第1回目の講座には土佐高校の生徒の他、高校教諭、自治体職員など27名の参加がありました。

 まず始めに、講師から「映像制作においてはテーマを見極めることや、何を表現したいのか、どういうものを作って誰に見せたいのかを明確に決めることが大切である。また、そういった指針が自分の中でぶれないことも大切である。」との制作にあたっての基本的な考え方について説明がありました。
 その後、土佐高校放送部が2014年に制作した「はい、おすそわけ」を視聴し、講師から「高知県の『高知家』というプロジェクトについて、もっと多くの人に知ってもらいたい、高知県を自慢したい、という気持ちがストレートに伝わってくる、爽やかな気持ちの良い作品である。」とのコメントがありました。また、今後の工夫点として、導入部分の掴みの手法などについて紹介がありました。
 続いて、2009年にテレビ高知映像が制作した番組「日本の祭り-よさこい祭り-上町の思いを一つに」のダイジェスト版を視聴しました。本番組は、上町よさこい鳴子連に密着し、子どもたちのひと夏の体験を通した「絆」をテーマに制作されたもので、テーマは誰でも共感できるものが良いこと、画面に出てこないところでの取材活動の大切さについてアドバイスがありました。
 また、具体的な撮影方法について、四国情報通信懇談会コンテンツ部会が作成した「はじめよう 動画撮影」(PDF)別ウィンドウで開きますの資料に基づき、業務用ビデオカメラと一般のカメラとの違い、企画や構成を考える上でのポイント、取材先との信頼関係の重要性、撮影のテクニックやカメラワークの手法などについて説明がありました。
 受講者からは、音楽やナレーションの音入れのポイントや一コマの時間の目安についての質問があるなど、講師の説明に熱心に耳を傾けていました。
 最後に講師から、「次回までに作成する映像のネタ、テーマ及び構成等について検討しておいてください。」という宿題が出され、「目標がぶれないためにもテーマ決めは特に重要である。自分なりに楽しみを見つけながら番組を作っていただきたい。」とのアドバイスがありました。

 今後は、グループに分かれて撮影テーマに基づいた映像の企画やストーリーを検討した後、映像の撮影や編集をおこなって作品を完成させ、学校や地域での各種行事で発表する予定です。

講座の様子

 

尾ア(おさき)氏による講義の様子

 
 

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