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高知県高等学校文化連盟放送専門部に対する第1回映像制作研修会を開催

 四国総合通信局及び四国情報通信懇談会は、高知県高等学校文化連盟放送専門部(以下、「高知県高文連放送専門部」)からの要請により、平成28年10月8日(土)から3回にわたり、地域の映像制作活動を支援します。
 高知市で開催された第1回の研修会には、株式会社テレビ高知映像 CMディレクターの横田 準也(よこた じゅんや)氏を講師として派遣し、高知県下の放送部の高校生11名、教育関係者など、合計18名の参加がありました。
 はじめに、高知県高文連放送専門部が実施した映像制作実習において、生徒たちが作成した高知県のPRコマーシャル(以下、「CM」という。)が上映されました。
 講師は、「CMには『広告主』、『作り手』、『視聴者』、『ライバル』の4者が存在。広告主と作り手が、ライバルよりも視聴者に興味をもってもらうためにCMは存在。」と説明。
 そして、CM制作にあたっては、「広告主と作り手が相互理解を深めながら、同じ目的に向かって進んでいくことが大事。」とした上で、CMの力を引き出し、視聴者に共感してもらうためには、「敵を知り、己を知る」ためのマーケティングや自己分析が重要であり、言いたいことは1つに絞って絶対にぶれないことが大切であると話されました。
 また、一つ一つの表現に意味を持たせ、物事のあるべき姿を尊重しながら社会通念や常識から逸脱しない作品作りが大事であるとのアドバイスがありました。
 その他、企画においては様々なものを見て、いろいろ経験することが大事であること、編集においてはエフェクト(効果)を多用しない方が落ち着いた作品になること、撮影ではハプニング(偶然)に期待しない方がよいことなど、御自身の経験に基づいた貴重な助言がたくさんあり、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。
 最後に講師から、「次回は絵コンテを持ってきてもらいたい。テーマは、『高知市に観光客をいっぱい呼んでもらうための15秒CM』。1学校、ひとつで作成をお願いしたい。」という宿題が出されました。
 今後は、グループに分かれてテーマに基づいた映像の企画やストーリーについて検討した後、映像の撮影や編集をおこなってCM作品を完成させ、学校や地域での各種行事で発表する予定です。

映像制作研修会の様子

 

横田(よこた)氏による研修の様子

 
 

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