平成18年版 情報通信白書(資料編)

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付注9 インターネットによる情報検索(サーチ)行動と満足度


1 調査概要
 消費者は、インターネットを利用することで、商品や店舗に関する情報を入手して、購買行動に反映することが可能になる。このような消費購買行動におけるインターネットの活用によって、情報のミスマッチが解消され、消費の購買後の満足度が高まるか検討を行う。

2 分析概要
 インターネット利用と商品情報の検索における店舗比較件数の関係を検討した後、比較店舗数と各種購入内容に対する満足度(アンケート調査による回答結果)の関係を検討する。 

3 結論
3-1 比較店舗数の差
 インターネットを用いて商品情報の検索を行った人の平均比較店舗数は5.75件、インターネットを利用していない人の平均比較件数は1.62件。平均値について差の検定を行ったところ両平均値の間には有意な差が存在した。ただし、購入先以外には店舗比較を行っていないケースについては、サンプルから除いている。

3-2 比較店舗数と満足度の差
 店舗比較件数を1件、2件、3〜5件、5件以上のグループに分け、価格満足度を−2〜+2の5段階として、それぞれのグループの満足度の平均値を計算した後、その平均値と各グループの平均値の差分を計算した。

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 またインターネット利用した人とそうではない人をそれぞれ異なったグループといえるか分散分析を行った結果、価格に対する満足度について、両者グループ間に明確な違いが存在することが確認された。

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