令和元年度地方財政審議会(6月11日)議事要旨

日時

令和元年6月11日(火)10時00分〜11時30分

場所

地方財政審議会室

出席者

(委員)堀場 勇夫(会長)宗田 友子 植木 利幸
野坂 雅一 星野 菜穗子
          
(説明者)自治行政局地域自立応援課過疎対策室 課長補佐 前田 茂人
 

議題

過疎対策の概要について
今回の議題は、過疎対策の概要について、説明を受けるものである。

資料

要旨

標記の件について、説明を受け、質疑応答及び意見交換を行った。
 
(主な内容)
 
○今後の過疎対策について、過疎対策の新たな「理念」をどのように考えるかが重要になる。アンケート調査では、過疎地域の役割として、「食料や水を生産・供給する場としての役割」、「多様な生態系を持つ自然環境を保全する役割」が重視されており、これらの役割は都市部の住民にもわかりやすいので、それを中心に整理していくのが良いのではないか。
 
○過疎債(ソフト分)については、バス路線維持、デマンドタクシー、地域運営組織等交付金など過疎地域の地域社会の維持・活性化に活用されている。一方、まつり、花火大会などの一時的なイベントや出産給付やこども医療費助成など非過疎地域においても実施されている個人給付にも使われている。ソフト事業への起債が建設公債の原則の例外として認められていることにかんがみると充当先については十分検討する必要があるのではないか。
 
○過疎債(ソフト分)の活用率は上昇してきているが、活用していない団体もある。過疎債(ソフト分)は発行上限額を設けており、その範囲であれば有効に活用いただくのが重要である。活用していない理由を分析して、今後の運用に役立ててほしい。
 
○過疎問題懇談会の報告書(中間的整理)において、過疎地域の課題の克服に向けた新たな兆しとして、「市町村間の広域連携」が掲げられているが、どのような施策を考えているのか。
→近年、定住自立圏や連携中枢都市圏など市町村間の広域連携を推進している中、過疎地域においても広域連携を推進していく必要があるとの考えが示されたものであり、具体的な施策等については今後検討されることになる。

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