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第60回独立行政法人評価制度委員会評価部会 議事録

日時

令和5年11月27日(月)16:05〜17:00

場所

中央合同庁舎2号館8階 第1特別会議室(ウェブ会議併用)

出席者

(委員)原田久評価部会長、浜野京評価部会長代理、金岡克己委員、栗原美津枝委員、島本幸治委員、高橋真木子委員、河合晃一専門委員、清水剛専門委員、横田響子専門委員
(事務局)武藤大臣官房政策立案総括審議官、谷口管理官ほか

議事

  •  役員の業績勘案率の点検結果について【非公開】

配布資料

  •  役員の業績勘案率の点検結果について【非公開】

議事録

【原田評価部会長】  それでは、ただいまから第60回独立行政法人評価制度委員会評価部会を開会いたします。
 本日の議題は、「役員の業績勘案率の点検結果について」でございます。
 なお、本議題につきましては、資料に個人情報が含まれることから、会議及び資料は非公開といたします。なお、議事概要及び議事録は、例年同様公表とさせていただきます。
 それでは、事務局から御説明よろしくお願いいたします。
【谷口管理官】  業績勘案率は、主務大臣が0.0から2.0の範囲内で、法人の業績評価に応じて決定するもので、総務大臣決定の「業績勘案率の算定ルール」に基づき算定することとなってございます。
 本日は、昨年度退職された役員のうち、40法人60件について御審議いただきますが、私からは、このうち、機械的に算定した結果からさらに加算が行われている1件について、御説明いたします。その他の案件は、算定ルールどおりの計算となっているため省略させていただきます。
 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)の理事長の案件でございますが、当該理事長が就任前の令和2年12月に、北陸新幹線の金沢・敦賀間の工期遅延と事業費増嵩に関連し「業務改善命令」が出されたことを受けて、当時の理事長が退任された後に就任され、業務改善命令後の対応に大変御貢献があったということが加算の理由となっております。
 特に、「業務改善命令」が発出される契機となった整備新幹線の建設にあたっては、理事長トップの「事業総合管理委員会」において、強力なマネジメントの下、工程と事業費を同時かつ総合的に審議し、各線区における工事の進捗確認、リスク把握等の取組により事業を進捗させ、その結果、九州新幹線の武雄温泉・長崎間については令和4年9月に開業させたこと、また、北陸新幹線の金沢・敦賀間についても、令和6年3月に開業できることとなりました。
 加えて、組織全体の改革を行うため、具体的な行動計画である「鉄道・運輸機構改革プラン」を令和3年7月に策定し、このプランに基づき、組織体制の見直し、業務プロセスにおける生産性の向上、入札契約制度等の改善、人事体制・人材育成の見直しなど、多くの業務改善の取組を強力に推進されました。
 この他、自然災害により被災した鉄道事業者等に対して、復旧に向けた技術的助言を行う「鉄道災害調査隊」の創設に向け貢献され、令和5年度から運用が開始されました。
 これらは、法人の信頼回復に向けた理事長の強いリーダーシップによるものであり、当該理事長の法人に対する特段の貢献として、業績勘案率を0.1加算すると主務大臣より通知がございました。
 以上、算定ルールや過去の加算事例等に照らし妥当であると考え、「意見なし」の案としております。
 御説明は以上でございます。
【原田評価部会長】  ありがとうございました。
 ただいまの事務局の説明につきまして、御意見・御質問ございましたら、どなたからでも結構ですので、御発言いただけますでしょうか。
 金岡委員、どうぞ。
【金岡委員】  ありがとうございます。この原案に異論はございませんが、一言だけ申し上げます。御説明のあったJRTTにつきましては、「業務改善命令」が発出された後、理事長と副理事長が同時に退任され、また、新聞等でも大きく報道されたところでございます。
 そして、その後、恐らく理事長お一人の力だけではなくて、マネジメントに携わる皆様のお力もあるかと思いますが、具体的に業務の実施手法や組織間のコミュニケーション等、大幅な改善が図られ、相当大きなことをおやりになられたと思います。それを踏まえると、もう少し大きな加算があっても良いのではないかと感じました。他の法人でも、算定ルールに基づく計算ですが、1.5をつけていらっしゃるところもあります。過去の加算事例も踏まえると本法人も0.1加算ということになるのでしょうが、現実的には、法人としてかなり大きな改革をおやりになったという印象を持っておりますので、あえて発言させていただきました。
 以上です。
【原田評価部会長】  ありがとうございました。谷口管理官、いかがでしょうか。
【谷口管理官】  金岡委員、ありがとうございます。確かに理事長は非常にリーダーシップを発揮され、法人に大きく貢献をされたと承知しております。
 過去に加算している例を見ますと、0.1の加算というのが一般的でございまして、主務大臣としても過去の事例などを考慮し御判断されたものと考えておりまして、事務局としては妥当なものと考えてございます。
【金岡委員】  ありがとうございました。
【原田評価部会長】  JRTTについて、このような報告を頂ける状況に至ったというのは、少し安心するお話だと感じました。主務省と法人においては、信頼回復に向けた取り組みを行ってきたと報道を通じて承知しているところです。
 大体よろしゅうございますか。
 それでは、本件につきましては、特段の意見なしということで整理をさせていただきたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
 それでは、本件については、意見なしと整理させていただきます。事後の処理につきましては、事務局に一任させていただきます。
 最後に、次回につきまして、事務局から説明よろしくお願いいたします。
【谷口管理官】  次回の評価部会につきましては、1月25日木曜日の15時から、評価部会を単独で開催予定でございます。会場等につきましては、本日と同様に、中央合同庁舎2号館8階第1特別会議室及びウェブ会議を併用したハイブリッド開催の予定でございます。
 以上でございます。
【原田評価部会長】  ありがとうございました。 以上をもちまして、第60回独立行政法人評価制度委員会評価部会を閉会いたします。本日は、皆様、お忙しい中御出席いただき、ありがとうございました。
 
(以上)

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