(委員)澤田道驤マ員長、栗原美津枝委員長代理兼評価部会長、長村彌角会計基準等部会長、金岡克己委員、河合晃一委員、佐藤綾子委員、島本幸治委員、野ア邦夫委員、藤川裕紀子委員、小田勇樹専門委員、清水剛専門委員、横田響子専門委員
(事務局)平池行政管理局長、中井官房政策立案総括審議官、見次管理官ほか
【澤田委員長】 ただいまから第55回独立行政法人評価制度委員会を開会いたします。
本日の会議は、傍聴者には会議の様子をオンラインで中継しております。
本日の議題は2つございます。1つ目は、「独立行政法人シンポジウムの結果について」、2つ目は、諮問案件で、「令和8年度から中(長)期目標期間が始まる法人の新たな目標案について」でございます。
それでは、まず議題1から進めたいと思います。独立行政法人シンポジウムの結果について、まず事務局から報告をお願いします。
【伊藤企画官】 事務局でございます。2月5日に開催いたしました独立行政法人シンポジウムにつきまして、御報告申し上げます。
まず初めに、澤田委員長、栗原委員長代理、河合委員、清水専門委員におかれましては、御登壇いただきまして、誠にありがとうございました。また、長村会計基準等部会長、島本委員、野ア委員におかれましても、シンポジウムに御出席いただきまして、誠にありがとうございました。
御報告の1点目は当日の模様について、2点目はアンケート結果についてです。
1点目の当日の模様について、本年度は、「人材不足に対応する法人マネジメント〜人材戦略・DXを中心に〜」をテーマに、法人の知識と経験を共有する場としてシンポジウムを開催いたしました。法人のマネジメント層、特に理事長に御参加いただくことを狙いとして、対面形式で開催いたしまして、当日は、法人の理事長26名を含む、約230名の方に御参加いただき、例年より多い参加者数となりました。
初めに、阪本総務審議官より開会挨拶の後、栗原委員長代理から委員会が法人のマネジメントに期待していることやパネルディスカッションのテーマの趣旨、委員会の基本的な考え方について、改めてお話をいただきました。
次に、栗原委員長代理に司会進行いただき、物質・材料研究機構、いわゆるNIMSの宝野理事長、高齢・障害・求職者雇用支援機構、いわゆるJEEDの輪島理事長及び農林漁業信用基金の牧元理事長から人材不足に対応する取組内容やトップとしてのお考えなども御紹介いただいた上で、パネリストとして御登壇いただきました澤田委員長、河合委員、清水専門委員と御議論を深めていただきました。
具体的には、取組のきっかけやプロセスについて、パネリストである委員の皆様から理事長のお考えを引き出していただきながら、質疑応答においても、登壇法人における悩みを含めた忌憚のない意見交換ができたのではないかと思っております。
その後、登壇理事長と来場者で質疑応答を行いましたが、パネルディスカッションを契機に、例えば地域限定採用について御質問があり、登壇理事長からも的確なコメント、アドバイスをいただきました。ここまでが当日の流れについての御報告です。
2点目に、アンケート結果について御報告いたします。ままず初めにシンポジウムの満足度につきましては、90%以上の方から「とても満足」、あるいは「満足」と、高評価いただきました。
次に主な意見を御紹介しますと、「テーマが自法人で検討している展望や課題とマッチし、発表者の講演内容、質問者と発表者のやり取り、司会の意見及びまとめが、いずれも組織にフィードバックできる内容であったため、大変有意義であった」、「澤田委員長の御発言にあった『常識の反転』という捉え方が、強烈に印象に残っている」、「登壇した法人の3団体のバランスがよかった」というお声をいただきました。また、主務省や類型が異なる法人の役員及び職員が集まる機会は少ないため、ハブ機能としてこのシンポジウムを継続してほしいという声が多くございました。
このように、シンポジウムの運営に関して、今後も継続してほしいというありがたいコメントをいただきましたが、運営について改善要望もございました。「もっと休息時間も入れて、時間を多めに取ってゆったりとやってほしい」という声もあれば、「シンポジウムの時間が長過ぎた」という声もございまして、どのような実施方法がいいのかということを工夫してまいります。また、毎年、総務省において一番大きい講堂で開催しておりますが、会場が手狭だという声もございまして、開催方法について検討の余地があるかなと思っております。
次に、これからどのようなテーマで実施してほしいか質問したところ、DXについて一番要望が多かったところです。また、今回テーマにいたしました人材不足についても引き続き要望が多くございました。
そのほか、内部統制、あるいは委員会でも議論になりました自己収入や施設管理、あるいは研究成果の社会実装、法人のミッションを達成するためにどのような形で外部連携をしているのかについても要望が多かったところです。アンケート結果も踏まえ、シンポジウムの運営を改善してまいりたいと思っております。
なお、会場との質疑応答以外のプログラムでございますが、アーカイブ配信を予定しており、今準備を進めております。また、春先の総務省の広報誌にシンポジウムの概要を掲載する予定です。
御報告は以上でございます。
【澤田委員長】 ありがとうございました。シンポジウム全体をリードしていただいた栗原評価部会長、何か一言、コメントありますか。
【栗原評価部会長】 ありがとうございます。今、詳細にシンポジウムの模様を御報告いただきました。今回のシンポジウムについて、私なりに振り返りをさせていただければと思います。
まずは、御登壇いただきました3法人の理事長、それから御登壇いただきました委員の皆様、御参加いただきました委員の皆様、企画から実行までしていただきました事務局の皆様、大変ありがとうございました。
今回のテーマの、人材とDXは、登壇法人において強く課題として意識されていると思いまして、パネルディスカッションや会場との質疑応答も、必ずしも長い時間を確保できなかったのですが、大変活発だったと思います。
先ほど、事務局から御紹介がありましたように、登壇法人は三者三様でありまして、各法人がそれぞれに合った形で工夫をされており、ほかの法人にも示唆となる取組が多くあったと思います。そして、私が強く感じたのは、登壇法人の理事長が危機意識を強く持ち、リーダーシップを発揮して取り組まれていることでした。
委員会においても、各法人の取組を広く共有して役立てていただく機会や、理事長同士の交流の機会は必ずしも多くないことからシンポジウムでの意見交換が活発になったと思いましたので、そういった機会を提供していきたいと思います。また、今回のシンポジウムの場でも評価制度について御説明させていただきましたが、こうした実際の声をお聞きしながら、引き続き法人運営の環境変化に対応した制度になるように検討しながら、努めていければよいと思いを新たにしたところでございます。
【澤田委員長】 ありがとうございました。私も非常にすばらしいシンポジウムだったと思いますので、来年もさらにバージョンアップして開催できればと思います。その上で、テーマとしてはDXについて多くの方が望まれていますが、DXと言っても様々な切り口がある。テーマ選定において、切り口を明確にすれば、より法人の参考になるようなディスカッションができるのかなと考えておりました。どのような切り口とするのかというのはありますが、最近、民間企業ではAIエージェントの活用が会社を大変革させる1つの契機になるのではないかということで様々取り組まれております。
議題1は以上にしたいと思います。
それでは、次に議題2の「令和8年度から中(長)期目標期間が始まる法人の新たな目標案について」、審議を行いたいと思います。
これまでの評価部会における審議の状況につきまして、まず、栗原評価部会長から報告をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
【栗原評価部会長】 評価部会におきましては、今年度の見直し対象法人につきまして、今年度は非常に法人数が多かったため3つのユニットに分かれて検討を進めてまいりましたが、1月26日に合同のユニット会議を開催し、その時点における目標案を点検しました。目標案の概要及び合同のユニット会議における審査の状況につきましては、事務局より御報告をお願いいたします。
【見次管理官】 事務局より御説明いたします。今年度の見直し対象法人につきまして、昨年の12月の委員会におきまして、次期目標の策定に向けて法人ごとに留意いただきたい事項を決定いただきました。年明け1月26日に開催された合同ユニット会議におきましては、各主務大臣が作成した法人の新たな目標案の記載が12月の委員会で決定いただいた留意事項に対応しているかどうかを中心に御議論をいただき、その内容につきまして、事務局から主務省にもお伝えしたところです。
その結果、資料1−1に留意事項と新たな目標案の対応状況を整理しておりますが、それぞれの法人の特性や現状を踏まえまして、留意事項の趣旨を丁寧に、目標案に盛り込んでいただいたと考えております。
そして資料1−2には、今般、諮問のありました各見直し対象法人の新たな目標案全文をまとめております。
なお、1月の合同ユニット会議で御議論いただきました23法人のうち、文部科学省所管の国立科学博物館、国立美術館、国立文化財機構、海洋研究開発機構、また、農林水産省所管の農業・食品産業技術総合研究機構、国際農林水産業研究センター、森林研究・整備機構、水産研究・教育機構、この合計8法人につきましては、主務省における関係機関との調整状況を踏まえまして、今般の委員会への諮問はございませんでした。後日、諮問がございましたら、これらの法人につきましても、改めて委員会に付議させていただければと考えております。
各法人の新たな目標案の説明につきましては、資料の配付をもって、代えさせていただければと思います。御審議のほどよろしくお願いいたします。
【栗原評価部会長】 ただいまの報告のとおり、目標案を点検した結果、これまで委員会からお示しした留意事項については、概ね対応していただいている旨を確認できましたので、御報告します。
【澤田委員長】 ありがとうございました。
ただいまの御報告につきまして、御意見等がございましたら、どなたからでも結構ですので、御発言いただけますでしょうか。
長村会計基準等部会長、どうぞ。
【長村会計基準等部会長】 取りまとめいただきまして、大変ありがとうございました。この委員会決定の反映状況について、ざっと目を通させていただきました。今、話題にございましたDXや、人材育成、そして、現場ではやはり財政基盤の強化というものが非常に関心を持たれているところですが、いずれも留意事項に従って、この中(長)期目標案に適切に書き込まれているなと感じたところです。
特に具体的な数値目標がある目標や、あるいは具体的な数値目標はないんですけれども、理事長が適切にリーダーシップを発揮していく道筋をしっかりと書き込んでいただいているような目標案もございまして、理事長の創意工夫がこれから大いに期待されるような内容になっているというふうに思いました。
以上でございます。
【澤田委員長】 ありがとうございました。
島本委員、お願いします。
【島本委員】 取りまとめ、どうもありがとうございました。議論の内容がもう全て盛り込まれているので、異論はないですが、人材確保やDXへの対応について多くの法人に共通する課題であり、整理されると、横断的に取り組むべき課題がより明確になって、非常にいい取りまとめになったかなと感じています。
私からは以上です。
【澤田委員長】 ありがとうございます。
河合委員、お願いします。
【河合委員】 ありがとうございます。私も内容については、何ら異存がございません。留意事項に関して、十分に御反映をいただいたものと感じております。お取りまとめいただきまして、ありがとうございます。
特に男女共同参画機構につきましては、法人ヒアリングの際、目標に関して業務の重み付けをしていただきたいと申し上げたところ、今回の目標案を拝見いたしまして、まさにそのような形で目標を立てていただいていると理解いたしました。例えば男女共同参画促進施策に係る関係者相互間の連携及び協働の促進や、男女共同参画社会の実現に向けた専門的な調査研究の実施といった業務分野が重要度高という位置づけになっており、研修とは異なる役割を押し出されているなと感じたところです。新しくなった男女共同参画機構には大変期待をしておりますので、この目標に沿って業務をしていただきたいと思います。
【澤田委員長】 ありがとうございました。
栗原評価部会長、お願いします。
【栗原評価部会長】 ありがとうございます。私も12月に開催した委員会において留意事項を審議した際に、法人の特性に応じた業務の重み付けの整理について、意見しましたが、それに対して反映していただいているなと思いました。また、大きく法人が変わるところに対して、今後の実効性を持っていただくために指摘をさせていただきましたし、それから必ずしも次期中(長)期目標期間で最終的に解決しない問題もありますけれども、中(長)期目標期間中にやっていただきたいことを明示して進んでいただきたいという明確な意見を申し上げた法人もあり、それに対しても目標に書き込んでいただいていると思いましたので、今回、諮問いただきました15法人につきましては、委員会からお示しした留意事項について、概ね対応いただいたと思っております。
【澤田委員長】 ありがとうございました。
金岡委員、お願いします。
【金岡委員】 ありがとうございます。先ほどシンポジウムのアンケート結果を御報告いただきましたが、DXへの対応や人材確保は法人に共通する課題であるところ、施設管理については、賃貸ビルに本部が入っている法人がありますが、課題と感じている法人が結構多いのではないかと、次のシンポジウムのテーマに関するアンケート結果の御報告を伺い、感じた次第です。
その意味で言いますと、私が第1ユニットで担当させていただいた国立青少年教育振興機構につきましては、多くの老朽化した施設を抱えていらっしゃる中、様々なヒアリングの場で指摘もさせていただき、留意事項にも記載したところ、適切な時間軸を持って、機能強化や統廃合を含む縮小・再編を進めるということを明記していただきましたので、他の法人が抱える施設管理に関する問題に対する先駆けとなる、有効な形でこの目標に沿って進めていただきたいと感じた次第です。
以上です。
【澤田委員長】 ありがとうございました。そういう視点、非常に重要かなと思います。
佐藤委員、お願いします。
【佐藤委員】 ありがとうございます。留意事項をしっかりと反映したお取りまとめをいただきまして、ありがとうございました。あとは、今度この新しい目標ができましたら、これが外部に周知される1つのツールが、会計基準等部会で開発した事業報告書なのではないかと思っています。これだけのプロセスを事業報告のほうではシンプルにまとめることになろうかと思いますが、ぜひそちらにも12月に決定した留意事項を踏まえて、どのように新しい目標になったか、そういったところが伝わるような工夫がされればよいなと思っております。
【澤田委員長】 ありがとうございました。
野ア委員、お願いします。
【野ア委員】 ありがとうございます。読ませていただきまして、評価部会所属の委員の先生方や各関係機関の方々が、非常によく考えられて、目標を設定されており、とてもよくできていると感じました。
その中で、特にDXに関して、サイバーセキュリティーをはじめ、各法人に共通している課題が多いと思います。その意味では、シンポジウムは本当にいい機会だったと思いますが、シンポジウムのような形でなくてもいいので、別の法人がどのような取組をしているのか、文書でも何でもいいので、法人間で共有できる機会を設け、相互にうまく目標達成に向かっていければいいのではないかと感じました。
【澤田委員長】 野ア委員、ありがとうございました。
横田専門委員、よろしくお願いします。
【横田専門委員】 内容に特に異論はございません。他の委員もおっしゃっていたとおり、数値目標以外でもかなり重要なことが記載されていると思います。法人特性や類型、規模といった特徴に加えて、組織のフェーズについても注目して、主務省とコミュニケーションを取る必要がある法人もあるんだなと感じたのが、今年度の調査審議を通じた感想です。
具体的に申し上げると、男女共同参画機構のように新組織として再出発する法人、統合後に相当の期間が経過し、最終的な仕上げの段階にある法人、また、大改革を行った理事長が任期を終え、次の体制へ移行する局面にある法人など、法人の状況は様々であり、そういった法人の状況を主務省が特に注目し、主務省と法人間で密なコミュニケーションを図る必要がある法人があると認識しております。法人の目標案の中におおむね記載されていますが、異動等による主務省内の体制の変化も踏まえて、密にコミュニケーションを取っていただきたいと思います。
以上です。
【澤田委員長】 ありがとうございました。ごもっともな意見かと思います。
小田専門委員、よろしくお願いします。
【小田専門委員】 留意事項等、評価の目標に大変よく反映していただいておりまして、私も異存はございません。私が拝見させていただいたのは、主に国土交通省所管の法人が中心でしたが、どこの法人も昨今の社会状況を踏まえて、人材確保や、施設の老朽化への対応などを要するところ、非常に苦しい経営状況に置かれている一方で、公共サービスを一定の水準で責任を持って提供していかなければならない使命を負っている法人も多い。そのような非常に厳しい社会状況においても、目標案には非常に難易度の高い内容も含まれており、各法人において着実に業務を行っていただきたいと今年度の調査審議を通じて感じたところです。
以上です。
【澤田委員長】 ありがとうございました。
清水専門委員、よろしくお願いします。
【清水専門委員】 ありがとうございます。留意事項に関してはこれ以上何か申し上げることはございません。
シンポジウムについて、令和5年度と今年度に登壇させていただいて、すごく参加者の期待が上がっていると思います。ここから先、シンポジウムという形は当然大切ではありますが、長期的に考えると、シンポジウムを契機に法人の実務者同士がつながるような機会を作ることができればいいのではないかと思っております。
以上です。
【澤田委員長】 ありがとうございました。
藤川委員、お願いします。
【藤川委員】 近年財源の確保に苦慮する法人が非常に増えており、そのような中で、人材の確保や施設の老朽化という問題を抱えている法人が多く、そこを昨今のDXで何とか転換していかなければならないという状況にあるのかなと思っています。民間企業であれば、こうした事業の清算や譲渡といった次のステップに移ると思いますが、多くの法人では次のステップに移ることができず、非常に困っているというのが現状ではないかと思っております。
このような法人の転換時において、法人は当然危機感を持つ必要がありますが、主務省の役割は非常に大きいところ、主務省から法人への後押しや支援が十分ではないケースもあったのではないかと感じています。そのような点では、先ほど金岡委員がおっしゃったように、今年度の見直しの調査審議を通じて、主務省に対して、法人への必要な後押しや支援が求められていることを示すことができたのではないかと思っています。
シンポジウムについては、理事長が変革を起こそうとすることは大変重要なので、ぜひ多くの法人に参加していただきたいが、シンポジウムを認知していない理事長もいらっしゃいますので、主務省からもぜひシンポジウムについて法人に発信していただきたいと思いました。
以上です。
【澤田委員長】 ありがとうございました。シンポジウムは様々な形で広報をやっているのではないかと思いますが、事務局いかがでしょうか。
【伊藤企画官】 ありがとうございます。シンポジウムの広報について、全ての主務省を通じて法人へ周知を行っておりますが、どこまで伝わっているのかという点においては様々だと感じております。主このため、今年度は工夫を行い、法人の監事が集まる場や実務者が集まる場でシンポジウムについて周知を行うなど、こちらから様々な機会を通じて宣伝を致しました。人材不足というテーマから関心を持っていただきました。
中期目標管理法人、国立研究開発法人は、本委員会で議題に上がり、見直しの調査審議を行いますが、行政執行法人はこれら2つの類型と少し異なります。その中で、昨年11月に行政執行法人が集まる場にお伺いしたところ、行政執行法人の職員は、法人の業務の性質から国家公務員の身分を持つため、公務員志望者間での獲得競争という側面もあり、人材確保に非常に悩んでいると伺っております。一方で、国家公務員制度が行政執行法人に全面的に適用 今年度のシンポジウムにおいては、NIMSの宝野理事長は、むしろ独法である強みを生かした抜本的な人事評価制度を図解で示していただき、非常にいいお話をいただいたなと思っています。ただ、藤川委員の御質問等の関係で申しますと、過去2年間は参加者同士の対面でのやり取りを重視して対面を中心として開催しておりました。ただ、会場の収容力も限界がありますので、参加者を増やすためにはどうするのかという観点から、数年前に行ったような対面とオンラインのハイブリッドで開催することも検討しております。
また、監事連絡会などに出席をして、ここ最近の委員会で御説明した事例集などを入れて総務省の取組状況についてお話をすると、初見の方々もおられます。具体的に申し上げますと、清水専門委員にも御指導いただき、昨年の4月に本委員会で御紹介したDXの推進に関する取組事例集ですが、初めて見たという方々が多く、事務局から説明すると、資料がプロセスから紹介しており、非常に分かりやすいという声をいただきます。委員会で御説明しポータルサイトに掲載にも掲載しておりますこのような今まで議論を積み上げてきた資料も使いながら、清水委員がおっしゃったように、実務者がいる場でも繰り返し御説明をして、周知をすることが一番大事だと思っています。それでも情報が届かない方々がいるかもしれませんが、我々が可能な範囲で周知を行い、シンポジウムは対面とオンラインのハイブリッド形式等も検討してまいりたいと思います。
加えて、DXについて、4月に事例集を取りまとめたことを契機に、86法人の取組状況を実務的に調べ、取りまとめつつあるところです。取りまとめ後は、実務者に向けた説明会、主務省のみならずまさに現場の実務者である法人の担当者も含めての説明会を準備することを検討しております。
【澤田委員長】 ありがとうございました。繰り返し周知を行うこと、シンポジウムの開催方法も検討するということで各法人に広がっていくのではないかと思いますが、藤川委員いかがでしょうか。ありがとうございます。
島本委員、お願いします。
【島本委員】 シンポジウムでは私の席が理事長席の真後ろだったのですが、ちょうどモニターに繰越積立金の取扱いを説明する資料のQRコードが映ると、多くの理事長がスマホをポケットから取り出されて、そのQRコードを撮られていたのが印象的でした。それだけ理事長に十分伝わっていない情報が多いと感じるとともに、改めて対面で集まるシンポジウムのメリットも感じました。
【澤田委員長】 ありがとうございました。改めて、議題2の諮問案件について皆さんの御意見を伺うと、諮問された目標案は非常によくまとめられた形で、これらの新しい目標案をしっかりと、着実に実行してほしいということでしたので、各法人の目標案につきまして、当委員会としては、意見なしとさせていただくことで、皆さん御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
【澤田委員長】 それでは、本件につきまして、意見なしとし、その旨、各主務大臣に答申をいたしたいと思います。答申の手続につきましては、事務局に一任をさせていただきます。
最後に、事務局からその他報告事項があればお願いします。
【見次管理官】 次回の委員会につきましては、事務局より、別途御連絡申し上げます。
以上です。
【澤田委員長】 ありがとうございます。本日の議題は以上となりますが、最後に一言発言をさせていただきたいと思います。
本年度は見直し対象法人が多い年でしたが、その審議に当たり、各委員や主務省・法人におかれましては、ヒアリングから見込評価、新目標案の点検まで、本当に丁寧に御対応いただきました。その結果、時代のニーズに的確に対応した中(長)期目標につながったと私は感じております。
目標の策定に向けましては、既に主務省と法人との間で意見交換を重ねていただいたと思いますが、このようにして作られました目標につきまして、各法人のトップの皆様に新目標の趣旨をよく御理解いただくことはもちろんのこと、主務省におかれましても、法人と継続的にコミュニケーションを取っていただき、着実にこの目標が達成されるよう法人の状況の多角的な把握にぜひとも努めていただきたいと思っております。
また、見直し対象法人の審議以外にも、「DXに関する取組事例」など法人の業務改善に資する取組事例につきましても、委員会の場で御紹介し、議題1で報告があったとおり、人材及びDXをテーマに独立行政法人シンポジウムを開催し、組織改革に取り組む法人のトップの思いを積極的に発信することにより、法人横断的な課題の解決に向けた後押しに取り組んでまいりました。
こうした委員会の調査審議に積極的に取り組んでいただいた委員各位に大変心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。また、委員会の活動には、主務省や法人の皆様の御協力が不可欠であると強く感じておりまして、この場を借りて感謝を申し上げるとともに、引き続きの御協力をどうぞよろしくお願いしたいと思います。
それでは、以上をもちまして、第55回独立行政法人評価制度委員会を閉会としたいと思います。
続いて、評価部会を開催すると聞いておりますので、以降は、栗原評価部会長に引き継ぎたいと思います。
本日は皆様、お忙しい中、御出席賜りまして、誠にありがとうございました。
(以上)