会見発言記事
村上総務大臣閣議後記者会見の概要
令和7年8月29日
冒頭発言
本日、閣議で2つ発言いたしました。
1つは、行政相談月間の実施についてであります。
行政相談は、国の行政などに関する相談を受け付け、その解決を図るとともに、行政の制度・運営の改善にいかすものであります。
9月、10月を中心に、各府省、地方公共団体、各種専門家の御参加をいただきまして、様々なお困りごとについて相談できる一日合同行政相談所を全国で151か所開設いたします。
各地域の合同相談所の開設予定は、総務省などのホームページのほか、市役所などに掲示するこちらのポスターでもお知らせしています。
また、9月3日には、行政相談委員総務大臣表彰式を開催します。国民と行政の懸け橋として、長年にわたり多大な貢献をされた行政相談委員を顕彰するため、私の方から表彰状を贈呈いたします。
国民の皆様方には、行政のお困りごとがございましたら、お気軽に行政相談を御利用いただきたいと思います。
詳細は、行政評価局にお問い合わせください。
本日の閣議において労働力調査結果について報告いたしました。
7月の完全失業率は、季節調整値で2.3%と、前月に比べ0.2ポイント低下し、令和元年12月以来、5年7か月ぶりの水準となりました。
詳細は、統計局にお問い合わせください。
以上であります。
質疑応答
令和8年度予算の概算要求
- 問:
- 今日、総務省の来年度概算要求が公表されました。要求に当たって重視したポイントですとか狙いについて、大臣のご所見をお願いします。
- 答:
- 総務省は、御承知のように国民生活に広く関わりあいを持っている省庁であります。幅広い行政分野を所掌し、地方に一番近い役所であります。
少子高齢化、人口減少等が進み、新しい局面を迎える我が国において、日本の最後の砦と言える総務省の果たす役割はますます重要になると考えております。
このため、令和8年度予算の概算要求に当たりましては、デジタル変革を通じた持続可能な地域社会と強い経済基盤の実現を目指します。
1つは、活力ある地域社会の実現と健全で持続可能な地方行財政基盤の確立、2つ目は、信頼できる情報通信環境の整備、3番目は、防災・減災、国土強靱化の推進による安全・安心なくらしの実現、4番目は、国際競争力の強化と経済安全保障の確保、5番目は、国の土台となる社会基盤の確保であります。
これらの施策に重点的に取り組むための予算について、概算要求を行いました。
また、地方財政についても、地方自治体が、地方創生や物価高を踏まえた価格転嫁などに取り組みつつ、行政サービスを安定的に提供できるよう、骨太の方針2025を踏まえ、経済・物価動向等を適切に反映し、一般財源総額をしっかりと確保していく必要があると考えております。
総務省としましては、国民の皆様に必要な政策を1つ1つ着実に進めて、結果を出していくためにも、必要な予算の確保に全力を挙げて取り組みたいと考えております。
自民党の臨時総裁選挙を巡る議論
- 問:
- 自民党の臨時の総裁選について伺わせてください。総裁選の実施を求める議員の名前が公表されることについて、党内で様々な賛否、様々な意見が出ています。また、石破政権を支える副大臣ですとか政務官の中には、辞任した上で実施を求める可能性を表明したり、示唆したりする人も出ています。こうした党内の動きが活発になっていることについての大臣の受け止め、お考えを伺わせてください。
- 答:
- 自民党の総裁選につきましては、党における活動のことでございますので、総務大臣としてのコメントは差し控えさせていただきます。
ただ、その上で、私が今感じますのは、石破総理としては、自民党の総裁として今、国難というか、困難な難問が山積していると。こういう厳しい状況に直面する中で、やはり責任を果たしていきたいということで、続投を表明なさっていると思います。
この間も申し上げましたように、最近の世論調査を見ていると、だんだん国民の皆様方に総理の努力や成果が理解されてきているのではないかと思います。
それから、名前の公表については、ご高承のように総理大臣は衆議院の本会議で記名投票で決まるわけであります。それだけ総理の選任は非常に重要であると。今回のこともそれと比較すれば、記名で、実名でサインして提出するというのが、私は当然だと思います。
それからもう1点、これは皆様も御承知のように、今までは自民党の総裁イコール総理でありましたが、今回は総裁になったからといって、今の状況において確実に総理になれるかどうかは未定であります。そういう非常なリスクもあるということを考えた場合に、こういう問題にそれぞれの個人が責任を持って表明することが、私は必要であり、重要であると考えております。
- 問:
- 会見を終わります。ありがとうございました。
- 答:
- どうもお疲れさまでした。
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(YouTube)
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