報道資料
平成23年5月17日
80GHz帯高速無線伝送システムの技術的条件
−情報通信審議会からの一部答申−
総務省は、本日、情報通信審議会(会長:大歳 卓麻 日本アイ・ビー・エム株式会社会長)から、平成14年9月30日付け 情報通信技術分科会諮問第2009号「小電力の無線システムの高度化に必要な技術的条件」のうち「80GHz帯高速無線伝送システムの技術的条件」について答申を受けました。
1 背景
マイクロ波・ミリ波を利用した無線通信システムは、現在、100Mbps程度の伝送速度を持つものが実用化され運用されています。
一方、光ケーブルは数百Mbps〜10Gbpsのものが利用されており、このような光ケーブルの敷設が困難な地域などに、比較的柔軟かつ容易に、これに相当する回線構築が可能なシステムの実現が期待されているほか、高精細映像の伝送用として、遅延の少ない非圧縮の伝送が可能な1Gbps以上の伝送速度を持つ無線通信システムの実現が求められています。
このような背景を踏まえ、情報通信審議会情報通信技術分科会移動通信システム委員会(主査:安藤 真 東京工業大学大学院 教授)において、80GHz帯高速無線伝送システムの技術的条件について審議が進められてきたところ、本日、その審議の結果として答申を受けました。
2 答申の概要
3 今後の予定
総務省では、本答申を踏まえ、80GHz帯高速無線伝送システムについて、関係規定の整備を速やかに行う予定です。
4 関係報道資料
・情報通信審議会情報通信技術分科会での審議開始及び技術的条件の提案募集
(平成22年10月22日)
・移動通信システム委員会報告(案)に対する意見の募集
(平成23年2月24日)
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