1 概要
無線LANの国際規格をまとめている米国電気電子学会(IEEE)では、現在のIEEE 802.11axの次の無線LAN規格となるIEEE 802.11beの策定に向けて議論が進んでいます。こうした新しい規格を我が国でも利用できるようにすることで、無線LANの新たな活用シーンが見込まれています。例えば、工場内のロボットアーム制御に必要な産業向けアプリやAR/ VR、e-スポーツなどの通信時の遅延削減が要求される分野や、家庭内でもスマート家電などに活用されるIoT機器などにおいてこれまで以上に高速で安定した通信が可能になるなど、各種産業におけるデジタル技術の展開や国民生活の利便性向上が期待されています。
このような背景を踏まえ、情報通信審議会情報通信技術分科会において、「広帯域無線LANの導入のための技術的条件」及び「無線LANシステムの高度化利用に係る技術的条件」について審議が行われ、本日、情報通信審議会から一部答申されました。
2 一部答申の内容
一部答申は
別紙1
のとおりです。また、概要は
別紙2
、委員会報告は
別紙3
のとおりです。
【追記】
別紙1別添、別紙2及び別紙3について数値に一部誤りがございました。訂正箇所はこちら
のとおりです。
3 今後の予定
総務省では、一部答申を踏まえ、電波法関係省令等の整備を速やかに行う予定です。
【関係報道資料】