報道資料
令和3年2月2日
電波法施行規則の一部を改正する省令案等に係る電波監理審議会からの答申及び意見募集の結果
−アマチュア無線の社会貢献活動での活用、小中学生のアマチュア無線の体験機会の拡大−
総務省は、本日、アマチュア無線に係る制度整備等を行うため、電波法施行規則の一部を改正する省令案等について、電波監理審議会(会長:吉田 進 京都大学名誉教授)に諮問し、原案のとおりとすることが適当である旨の答申を受けました。
また、関係する省令案等について、令和2年10月16日(金)から同年11月17日(火)までの間、意見募集を実施したところ、429件の意見の提出がありましたので、提出された意見及びそれらに対する総務省の考え方と併せて公表します。
1 概要
(1)アマチュア無線の社会貢献活動での活用
被災地の通信確保等において、地域において重要な役割を果たしてきたアマチュア無線の運用実績等を踏まえ、非常災害時等のボランティア活動や国や地方公共団体等の施策で共助を背景とする地域における活動等について、アマチュア無線を身近なくらしの中で活用できるよう定義を明確化し、電波の有効利用及びアマチュア無線の地位向上を図るとともに、地域社会に貢献できるようにするものです。
(2)小中学生のアマチュア無線の体験機会の拡大
電波有効利用成長戦略懇談会における提言等を踏まえ、令和2年4月にアマチュア無線体験局を制度化したところであるが、さらにワイヤレスIoT人材の裾野を広げていくため、無資格の小中学生が家庭等や学校において、有資格者の指揮・立会いの下、電波の利活用の可能性や楽しさを身近なくらしの中で体験できるようにするものです。
<概要>
- アマチュア無線の社会貢献活動での活用及び小中学生のアマチュア無線の体験機会の拡大(案) ―アマチュア無線を身近な活動へ−(別添)

<電波監理審議会への諮問>
- 無線局(基幹放送局を除く。)の開設の根本的基準等の一部を改正する省令案(諮問第3号)
- 周波数割当計画の一部を改正する告示案(諮問第4号)
2 意見募集の結果
提出された意見とそれらに対する総務省の考え方は、
別紙1
、
別紙2
のとおりです。
3 今後の予定
総務省は、電波監理審議会からの答申及び意見募集の結果を踏まえ、速やかに電波法施行規則等の関係省令及び告示等の整備を行う予定です。
4 資料の入手方法
別紙の資料については、総務省総合通信基盤局電波部移動通信課(総務省10階)において閲覧に供するとともに配布いたします。
【関係報道資料】
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