報道資料
平成24年9月12日
電波法施行規則の一部を改正する省令案等に係る
電波監理審議会からの答申及び意見募集の結果
−インマルサットBGAN型航空機搭載用無線設備及び
1.5/1.6GHz帯を使用する新たな衛星携帯電話の導入に向けた制度整備−
総務省は、本日、インマルサットBGAN型航空機搭載用無線設備及び1.5/1.6GHz帯を使用する新たな衛星携帯電話(スラヤ衛星携帯電話)の導入に伴う関係省令等の一部を改正する省令案等について、電波監理審議会(会長:前田 忠昭 東京瓦斯株式会社顧問)に諮問し、原案を適当とする旨の答申を受けました。
また、これらの導入に伴う関係省令等の一部改正案について、意見募集をした結果、3件の意見の提出がありましたので、提出された意見及びそれらに対する総務省の考え方と併せて公表します。
総務省は、電波監理審議会からの答申及び意見募集の結果を踏まえ、速やかに関係省令等の改正を行う予定です。
1 概要等
現在、我が国では、インマルサット携帯移動地球局のインマルサットBGAN(Broadband Global Area Network)型システムについて、携帯端末用、車載用及び船舶搭載用のサービスが提供されているところです。航空機内インターネット接続等を可能とするインマルサットBGAN型航空機搭載用無線設備(英国インマルサット社のサービス名称「Swift Broadband」。概要は「
参考1」を参照。)を我が国でもサービス提供が可能となるよう関係省令等の一部改正を行うものです。
また、今般、大規模災害時における衛星携帯電話の有用性が改めて認知され、災害に対する備え等のために衛星携帯電話のニーズが高まっています。このため、我が国において、1.5/1.6GHz帯を使用する新たな衛星携帯電話(概要は「
参考2」を参照。)のサービス提供が可能となるよう関係規定の整備等を行うものです。
総務省は、これらの導入に伴う関係省令等の一部改正案を作成し、平成24年8月4日から平成24年9月3日までの間、意見募集を行いました。
2 答申及び意見募集の結果
(1)本日、これらの導入のため、電波監理審議会へ電波法施行規則等の一部を改正する省令案及び周波数割当計画の一部を変更する告示案について諮問し、原案を適当とする旨の答申を受けました。
(2)平成24年8月4日から平成24年9月3日までの間、これらの導入に係る関係省令等の一部改正案について意見募集を行ったところ、インマルサットBGAN型航空機搭載用無線設備の導入に向けた制度整備案に対する意見募集について3件の意見の提出がありました。提出された意見及びそれらに対する総務省の考え方は、
別紙のとおりです。
また、1.5/1.6GHz帯(L帯)を使用する新たな衛星携帯電話(スラヤ衛星携帯電話)の導入に向けた制度整備案に対する意見募集については意見の提出はありませんでした。
3 今後の予定
総務省では、電波監理審議会答申及び意見募集の結果を踏まえ、速やかに関係省令等の改正を行う予定です。
【関係報道資料】
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