報道資料
令和2年3月11日
電波法施行規則の一部を改正する省令案等に係る意見募集の結果
及び電波監理審議会からの答申
−航空機地球局へのインマルサットBGAN型の導入−
総務省は、航空機地球局へのインマルサットBGAN型の導入に向けて、これらの無線局の技術基準に係る制度整備を図るため、電波法施行規則の一部を改正する省令案等について、令和2年2月1日(土)から同年3月2日(月)までの間意見募集を実施したところ、3件の意見提出がありましたので、提出された意見及びそれに対する総務省の考え方を公表します。
また、意見募集の結果を踏まえ、無線設備規則の一部を改正する省令案について、本日、電波監理審議会(会長:吉田 進 京都大学名誉教授)に諮問したところ、原案を適当とする旨の答申を受けました。
1 経緯
航空機の安全運航又は正常運航に関する通信を行う航空機地球局について、現在は運輸多目的衛星(MTSAT:Multi-functional Transport Satellite)及びインマルサット(INMARSAT:International Maritime Satellite)システム(第3世代システム)が利用されています。
2017年にインマルサットの第4世代システムである「インマルサットBGAN型(Swift Broadband)」(現在国内では携帯移動地球局としてのみ利用可能)の利用が国際民間航空機関(ICAO:International Civil Aviation Organization)において承認され、インマルサットSwiftBroadband-Safetyとして海外では既に利用されているところです。
今般、国内の航空運送事業者から管制通信利用の要望があったことから、我が国においても本システムの導入に向けて、関係規定の制度整備を行うため、電波法施行規則の一部を改正する省令案等について令和2年2月1日から同年3月2日までの間、意見募集を実施しました。
2 意見募集の結果
提出された意見及びそれに対する総務省の考え方については、
別紙
のとおりです。
3 電波監理審議会からの答申
意見募集の結果を踏まえ、無線設備規則の一部を改正する省令案について、本日、電波監理審議会(会長:吉田 進 京都大学名誉教授)に諮問したところ、原案を適当とする旨の答申を受けました。
4 今後の予定
意見募集の結果及び電波監理審議会の審議を踏まえ、速やかに関係規定の整備を行います。
5 資料の入手方法
ページトップへ戻る