総務省は、本日、情報通信審議会(会長:遠藤 信博 日本電気株式会社 特別顧問)から、昭和63年9月26日付け諮問第3号「国際無線障害特別委員会(CISPR)の諸規格について」のうち「工業、科学及び医療用装置からの妨害波の許容値及び測定法」並びに「無線周波妨害波及びイミュニティ測定装置の技術的条件 測定用受信機」、「無線周波妨害波及びイミュニティ測定装置の技術的条件 放射妨害波測定用のアンテナと試験場」、「無線周波妨害波及びイミュニティ測定装置の技術的条件 放射妨害波の測定法」及び「無線周波妨害波及びイミュニティ測定装置の技術的条件 不確かさ、統計及び許容値のモデル−測定装置に関する不確かさ」について一部答申を受けました。
1 背景
電気・電子機器からの不要な電磁波による他の無線通信システムへの障害の防止を目的に、国際無線障害特別委員会(CISPR)では、各種の不要な電磁波に関する許容値及び測定法(CISPR規格)を定めています。
今般、CISPR規格の一部が改正されたことを受け、情報通信審議会 情報通信技術分科会 電波利用環境委員会(主査:平田 晃正 名古屋工業大学 先端医用物理・情報工学研究センター センター長・教授)において、国内での同規格の適用条件について検討が進められ、本日、情報通信審議会から「国際無線障害特別委員会(CISPR)の諸規格について」のうち「工業、科学及び医療用装置からの妨害波の許容値及び測定法」並びに「無線周波妨害波及びイミュニティ測定装置の技術的条件 測定用受信機」、「無線周波妨害波及びイミュニティ測定装置の技術的条件 放射妨害波測定用のアンテナと試験場」、「無線周波妨害波及びイミュニティ測定装置の技術的条件 放射妨害波の測定法」及び「無線周波妨害波及びイミュニティ測定装置の技術的条件 不確かさ、統計及び許容値のモデル−測定装置に関する不確かさ」について一部答申を受けました。
2 一部答申
一部答申は以下のとおりです。
(1)「工業、科学及び医療用装置からの妨害波の許容値及び測定法」(
別紙1
)
(2)「無線周波妨害波及びイミュニティ測定装置の技術的条件 測定用受信機」(
別紙2
)
(3)「無線周波妨害波及びイミュニティ測定装置の技術的条件 放射妨害波測定用のアンテナと試験場」(
別紙3
)
(4)「無線周波妨害波及びイミュニティ測定装置の技術的条件 放射妨害波の測定法」(
別紙4
)
(5)「無線周波妨害波及びイミュニティ測定装置の技術的条件 不確かさ、統計及び許容値のモデル−測定装置に関する不確かさ」(
別紙5
)
3 今後の予定
総務省では、良好な電波環境を確保するため、本一部答申の内容を、関係省庁や関係団体に周知し、広く普及するよう努めるとともに、関係規定の整備に速やかに取り組んでまいります。
【関連報道資料】
○ 電波利用環境委員会報告(案)に対する意見募集−「国際無線障害特別委員会(CISPR)の諸規格について」のうち「工業、科学及び医療用装置からの妨害波の許容値及び測定法」及び「無線周波妨害波及びイミュニティ測定法の技術的条件」−
(令和7年10月7日(火))
○ 電波利用環境委員会報告(案)に対する意見募集の結果-「国際無線障害特別委員会(CISPR)の諸規格について」のうち「工業、科学及び医療用装置からの妨害波の許容値及び測定法」及び「無線周波妨害波及びイミュニティ測定法の技術的条件」-
(令和7年12月5日(金))