総務省は、平成23年2月から「知のデジタルアーカイブに関する研究会」(座長:杉本重雄 筑波大学大学院教授)を開催し、デジタルアーカイブの推進に向けた取組の方向性について検討し、平成24年3月、「知のデジタルアーカイブ」の実現に向けた提言及びデジタルアーカイブの構築・連携のためのガイドラインをとりまとめ、公表しました。
今般、同研究会の提言を踏まえ、「デジタルアーカイブ支援ネットワーク(Digital Archive Network:DAN)」(仮称)の構築を目指した知識の共有、意見交換のためのワークショップを開催します。
1 開催趣旨
総務省は、平成23年2月から「知のデジタルアーカイブに関する研究会」を開催し、デジタルアーカイブ推進に向けた取組の方向性の検討を行ってきました。
同研究会では、図書・出版物、公文書、美術品・博物品、歴史資料等公共的な知的資産の総デジタル化を進め、インターネット上で電子情報として共有・利用できる仕組み(デジタルアーカイブ)の構築に向け、デジタル情報資源の流通促進に係る課題の整理を行い、デジタルアーカイブ間の相互連携の促進について議論を進め、「知のデジタルアーカイブ」の実現に向けた提言及びデジタルアーカイブの構築・連携のためのガイドラインをとりまとめ、平成24年3月、公表したところです。
今般、同研究会の提言を踏まえ、デジタルアーカイブの技術・知識・ノウハウ等を収集・蓄積しMLA間で共有・継承する機能等の役割を担う組織として、「デジタルアーカイブ支援ネットワーク(Digital Archive Network ; DAN)」(仮称)の構築を目指し、知識の共有、意見交換のため、ワークショップを開催します。
本ワークショップでは、特にデジタルアーカイブの構築・運営に関する関連機関や担当者の緩やかなネットワークの構築を目標とします。また、東日本大震災以降、デジタルアーカイブの役割も見直されています。東日本大震災に関するデジタルアーカイブの利活用性を高め、地域の歴史、文化、生活の記録の保存のみならず、震災の記録を将来の災害対策への活用につなげていくため、震災アーカイブの方向性、DANの役割等についても議論します。
2 日時、会場、主催者等
3 プログラム
13:30-13:40 開会・主催者挨拶
13:40-15:10 講演
・「東日本大震災のアーカイブプロジェクト「みちのく震録伝」とそこから見えてきた課題」
柴山明寛(東北大学)
・「デジタルアーカイブ:理想と課題」 宮澤 彰(国立情報学研究所)
・「資料デジタル化の実際」 入江 伸(慶應義塾大学・メディアセンター)
15:10-15:30 休憩
15:30-16:00 解説
・「電子図書館実証実験」 淺野隆夫(札幌市中央図書館)
・「文化資源のデジタル化に関するハンドブック」 高橋英一(凸版印刷株式会社)
・「メタデータ情報基盤構築事業」 永森光晴(筑波大学)、鳥越直寿(インフォコム株式会社)
16:00-18:00 DAN構築のための自由討議(途中休憩をはさむ)
18:00 閉会
*プログラムは予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。
4 参加及び参加申し込み先
(1) 参加対象:図書館・博物館・美術館・文書館等関係者、地方自治体関係者、
デジタルアーカイブ関連民間企業等
(2) 定員:40名 (定員になり次第、締め切りとさせていただきます)
(3) 参加費:無料
(4) 参加方法:参加ご希望の方は、氏名(ふりがな)、所属、連絡先を以下の連絡先へ
Eメールにてご連絡願います。
申し込みは先着順とし、定員になり次第、〆切とさせていただきます。
【申込先】メタデータ基盤協議会 (Eメール)meta-info<@>mi3.or.jp
* 迷惑メール対策のため、「@」を「<@>」と表示しております。
送信の際は、「<@>」を「@」に置き換えてください。
* お申し込みの際に、本ワークショップへの期待(参加目的など)等を
手短にご記入いただければありがたく存じます。
* 申し込みいただいたメールアドレスに受付確認を返信いたします。
(5) 問い合わせ先:
・筑波大学 知的コミュニティ基盤研究センター
(URL)
http://www.kc.tsukuba.ac.jp/ (電話)029-859-1524
・メタデータ基盤協議会 (Eメール)meta-info<@>mi3.or.jp
* 迷惑メール対策のため、「@」を「<@>」と表示しております。
送信の際は、「<@>」を「@」に置き換えてください。
5 関係資料