総務省では、「課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」について、令和3年度、26件の実証事業を実施しましたので、その成果概要を公表します。また、令和4年度に実施を予定している事業の概要について、お知らせします。
総務省は、ローカル5Gのより柔軟な運用及び低廉かつ安心安全なローカル5Gの利活用の実現に向け、令和2年度から、現実の様々な利用場面を想定した多種多様な利用環境下において、電波伝搬等に関する技術的検討を実施するとともに、ローカル5G等を活用したソリューションを創出する「課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」に取り組んでいます。今般、令和3年度に実施した26件の実証事業の成果概要について、別紙1のとおり取りまとめましたので、公表します。
令和4年度においては、令和2年度及び令和3年度の実証結果から更なる検討が必要とされた電波伝搬等について詳細なデータを取得するとともに、引き続きローカル5G等を活用したソリューション創出に向け、開発実証事業及び特殊な環境における実証事業を行う予定です。
また、ローカル5Gの実活用シーンに応じた端末について、安定した電波伝搬を確保しつつ、ローカル5Gの普及展開を促進するため、ローカル5G固有の活用シーンに応じた端末システムの在り方を検討するとともに、一定以上の広さのエリア等を複数のローカル5G基地局を用いてカバーする環境等の特殊な環境下において、当該端末システムを利用する際の電波伝搬等についての詳細なデータを取得するため、端末システム試作事業を行う予定です。
概要は別紙2のとおりです。
※順次公開します。