総務省は、本日、情報通信審議会(会長:西田 厚聰 株式会社東芝 相談役)から、平成18年9月28日付け諮問第2024号「ケーブルテレビシステムの技術的条件」のうち「ケーブルテレビにおける超高精細度テレビジョン放送の導入に関する技術的条件」について一部答申を受けました。
1 概要
放送・通信分野において、新たな映像符号化方式や伝送路符号化方式等に関する研究開発や超高精細な映像によるテレビジョン放送に関する国際標準の策定が行われており、放送の高画質化への取組が世界的に加速しています。
また、ケーブルテレビ分野に関しても、我が国の全世帯の過半数が加入するという状況に至っており、放送のみならず多様なサービスを提供する重要な情報通信基盤の一つとして発達してきましたが、OTT(Over the Top)などの他の映像配信サービスとの競争が激化することが予想され、更なる視聴者の高度なニーズへの対応も不可欠となっています。
このような状況の下、本年6月からは、昨年「放送サービスの高度化に関する検討会」において策定したロードマップに沿った4Kの試験放送が衛星放送、ケーブルテレビ、IPTVにおいて開始され、さらに、4K・8Kサービスの早期実用化に向けて着実に取組を進めるため、総務省では「4K・8K推進のためのロードマップ」を新たにとりまとめ、本年9月に公表致しました。
これらを踏まえ、ケーブルテレビの高度化及び普及促進を図るため、必要な技術的条件について、本年8月より、情報通信審議会情報通信技術分科会放送システム委員会(主査:伊東 晋 東京理科大学 理工学部 教授)において検討が進められてきたところ、本日、情報通信審議会から一部答申を受けました。
2 一部答申の概要
一部答申の概要は、
別紙の情報通信技術分科会放送システム委員会による報告(概要版)を参照ください。
3 今後の予定
総務省では、今回の一部答申を踏まえ、関係規定の整備を行う予定です。
【関係報道資料】