報道資料
令和2年3月16日
総務省
国立研究開発法人情報通信研究機構
多言語音声翻訳コンテスト(第2回)の結果
総務省と国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長: 徳田 英幸)は、多言語音声翻訳技術の更なる普及や多種多様な翻訳サービスの出現を加速するため、「言葉の壁」をなくす新しいアイデアと試作品(PoC)を募集し、優秀作品には総務大臣賞等を授与する「多言語音声翻訳コンテスト(第2回)」を開催しましたので、その結果をお知らせします。
1 概要
総務省とNICTは、多言語音声翻訳技術の更なる普及や多種多様な翻訳サービスの出現を加速すべく、「言葉の壁」をなくすための多言語音声翻訳技術の新たな活用方法や使い方などの「アイデア」と「試作品(PoC)」を募集し、優秀作品には総務大臣賞等を授与する「多言語音声翻訳コンテスト(第2回)」を開催しました。
世界の「言葉の壁」をなくす新しいアイデアを募集する「アイデアコンテスト」については、228件の応募をいただき、このうち審査員による一次審査を通過したアイデアを対象として、令和元年12月14日(土)に審査会を実施し、8件のアイデアが優秀賞を受賞しました。
世界の「言葉の壁」をなくす新しい製品・アプリ・サービスの試作品(PoC)を募集する「試作品(PoC)コンテスト」については、上記アイデアコンテストの優秀賞受賞者による試作品に加えて、15件の応募をいただき、このうち審査員による一次審査を通過した試作品も対象として、令和2年3月14日(土)に審査会を実施し、以下2.のとおり、受賞作品を決定しました。
なお、同審査会については、「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針(令和2年2月25日新型コロナウイルス感染症対策本部決定)」の趣旨を踏まえ、会場で試作品のプレゼンテーション、デモンストレーション及び審査等を行う方法から、インターネット経由でのオンライン開催により遠隔で試作品のプレゼンテーション、デモンストレーション及び審査等を行う方法に変更して実施しました。
2 「試作品(PoC)コンテスト」の結果
賞名 |
チーム(作者)名(敬称略) |
作品名 |
総務大臣賞(最優秀賞) |
アルファサード株式会社
(野田 純生) |
やさしい日本語化エンジンと多言語音声翻訳を
組み合わせた「やさしい日本語化支援」アプリ
|
NICT賞(次点) |
チームJ
(朝永 龍明) |
学習アプリの無償公開で、教育における
自治体間格差を解消したい
|
優秀賞 |
大阪大学チーム
(鶴田 葵、山本 峰丸、塚本 健人) |
言語データ蓄積・学習型の母子健康手帳アプリ
「Mama Supporter」 |
3 今後の予定
上記の受賞作品の詳細については、多言語音声翻訳コンテストの専用Webサイト(https://tagen.go.jp/)において後日公開予定です。
なお、本コンテストは、内閣府の「官民研究開発投資拡大プログラム」(PRISM:プリズム)予算を活用して実施しており、凸版印刷株式会社が受託して事務局を担っています。
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