報道資料
令和7年10月14日
大阪・関西万博における「高精度な気象予測情報」提供の実証実験の結果
2025年大阪・関西万博において、会場における大雨を高精度に観測・予測するため、総務省・NICT等が開発した次世代気象レーダ等による「高精度な気象予測情報」提供の実証実験を行いました。雨雲の状態等の情報を、スマートフォンアプリのプッシュ通知等により、博覧会協会や来場者等に配信することに成功しました。
1 概要
2025年大阪・関西万博において、総務省及び国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が中心となって開発した次世代気象レーダ「マルチパラメータフェーズドアレイ気象レーダ(MP-PAWR)」等を活用し、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会や来場者等へ、高精度な気象予測情報を提供する実証実験を、NICT等の実施主体が産官学の連携により行いました。
会期を通して、万博会場やその周辺における大雨の高精度な観測・予測を行い、スマートフォンアプリへ大雨の事前プッシュ通知や雨雲の3D描画情報を配信しました。
特に、8月5日から8月31日の間は、スーパーコンピュータ「富岳」を活用することで、国立研究開発法人理化学研究所のHPや、スマートフォンアプリへ、最大約25分先の予測の配信も行いました。
本実証実験の結果の詳細は
別紙
のとおりです。
<実施主体>
・ (国研)情報通信研究機構、(国研)理化学研究所、(国研)防災科学技術研究所、
(大)大阪大学、(株)Preferred Networks、(株)エムティーアイ
2 今後の予定
引き続き、本実証実験を通じて得られた観測・予測データ等の分析や検証を進める予定です。関係機関と連携し、防災減災社会の実現に向けて、次世代気象レーダ「MP-PAWR」等を活用した豪雨等の観測・予測技術の高度化に取り組んでまいります。
<関連情報>
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