平成26年1月23日、日本とASEAN加盟10か国による第9回日ASEAN情報通信大臣級会合がタイ(バンコク)において開催されました。日本から阪本総務審議官が出席し、日本とASEANとの間の情報通信分野における協力等について意見交換を行うとともに、今後1年間の作業計画を取りまとめました。
1 第9回日ASEAN情報通信大臣級会合の概要
(1) 日時:平成26年1月23日(金)9:15〜10:00(現地時間) (2) 場所:タイ(バンコク) (3) ASEAN側出席者(
別紙
参照)
2 大臣級会合の結果概要
(1) 阪本総務審議官とタイ(主催国)のポンチャイ情報通信技術大臣が共同議長を務め、これまでの双方の協力関係を評価するとともに、2015年に実現予定のASEAN共同体を踏まえて、協力を強化していくことに合意しました。
(2) 具体的には、「ASEAN ICTマスタープラン2015(※1)」後の政策課題について議論を行い、さらに2015年以降のASEANにおけるICT戦略策定への貢献策として、本年5月にタイにおいて、「ASEAN ICTマスタープラン2015」後のICT政策の在り方に関するシンポジウムを日ASEAN間で開催することに合意しました。
(3) また、今後1年間の日本とASEANとの間の情報通信分野における協力施策として「日本とASEANの情報通信分野における作業計画2015」を取りまとめました。
(参考)日本とASEANの情報通信分野における作業計画2015
(1)ASEANスマートネットワーク構想(※2)の実現に向けた取組
・ASEANにおけるICTインフラの強化
・ICT利活用の促進
・人材育成
(2) 日ASEAN ICT基金によるプロジェクト
(3) 情報セキュリティに関する国際連携の推進
(4) 政策・規制枠組の発展
(4) 総務省としては、引き続き「ASEANスマートネットワーク構想」の下でASEAN諸国との協力・連携を図るとともに、今後1年間の具体的案件として取りまとめられた「作業計画2015」を実施していきます。
※1:ASEAN ICTマスタープラン2015
ASEANが2011年のASEAN情報通信大臣級会合で策定した2015年までのASEAN域内のICTの発展とその活用の計画
※2:ASEANスマートネットワーク構想
日本が第6回日ASEAN情報通信大臣級会合で表明した日本のICT連携・協力構想
3 二国間会談等の開催