寺田総務副大臣は、令和元年12月10日から12月12日まで、タイ王国を訪問しました。今回の訪問では、デジタル経済社会大臣、国家放送通信委員会委員長代理、アジア・太平洋電気通信共同体(APT)事務局長と会談を行うとともに、次期APT事務局長選挙に候補者を擁立することを正式表明しました。
1 プティポンデジタル経済社会大臣との会談
デジタル経済社会大臣の就任の祝辞を述べるとともに、サイバーセキュリティ、スマートシティ、郵便などの分野における協力のほか、日本の経済協力プロジェクトの推進について意見交換を行い、今後の協力関係の強化について合意しました。
2 スキット国家放送通信委員会委員長代理との会談
5G、医療ICT、放送コンテンツ、サイバーセキュリティなどの分野における協力について意見交換を行い、今後の協力関係の強化について合意しました。
3 アリーワンAPT事務局長との会談
本年はAPT設立40周年に当たり、日本を代表して祝意を伝えるとともに、世界経済におけるアジア太平洋地域の重要性が増大する中で、日本として、引き続きAPTの活動を積極的に支援していくことを表明しました。
4 APT管理委員会における日本レセプションの開催
APTの年次計画等を決定する管理委員会(12月10日から13日までバンコクで開催)において、寺田副大臣は日本レセプションを主催しました。
(1)APT総会の日本開催
寺田副大臣から来年のAPT総会の日本開催の意向を表明し、APT事務局長からは日本の貢献に対する謝意と日本開催を歓迎する旨の意向が示されました。13日、管理委員会において、日本開催が正式に決定いたしました。
APT総会では、次期3年間の戦略計画、予算等を決定するとともに、次期事務局長及び事務局次長の選挙が行われます。
(2)事務局長選挙への候補者の擁立
来年の次期APT事務局長選挙において、我が国として、近藤勝則氏(現APT事務局次長)を候補者として擁立することを正式に表明しました。
(参考)報道資料「近藤勝則氏のアジア・太平洋電気通信共同体(APT)事務局長選挙への立候補」(令和元年12月12日)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin09_02000100.html