令和2年12月1日、総務省は、ベトナム情報通信省との間で、第4回「日ベトナムICT共同作業部会」(オンライン開催)を開催しました。日本からは渡辺国際戦略局次長他が、ベトナムからはロン国際協力局長他が出席しました。
本作業部会において、サイバーセキュリティ、5G、デジタルトランスフォーメーション、郵便分野における今後の日越間協力について協議を行いました。
総務省及びベトナム情報通信省は、サイバーセキュリティ、5G、デジタルトランスフォーメーション、郵便分野における今後の日越間協力について協議を行いました。
日ASEANサイバーセキュリティ能力構築センター(AJCCBC)やサイバーセキュリティに係る技術協力プロジェクト等を通じた、サイバーセキュリティ分野の人材育成に係る両国間の協力関係を強化するとともに、引き続きサイバーセキュリティ分野の情報交換を進めることを確認しました。
5G・ローカル5Gや、O-RAN・vRAN等の取組について意見交換を行い、今後、ベトナムにおけるローカル5Gの実証実験に向けた調査の実施及び5G分野の両国間の協力の継続に合意しました。
ベトナムにおけるデジタルトランスフォーメーション(DX)プログラムに関する意見交換及びDXに関連する我が国の具体的先進技術(医療ICT、5G等)の紹介を行い、今後もDXに関する政策や具体的取組についての情報提供を継続することに合意しました。
ベトナムにおけるベトナム郵便を主体とした社会保障データベース構築事業の本格運用の早期実現に向けて両国間で引き続き協力することに合意しました。
平成29年3月、高市総務大臣(当時)と来日されたベトナム社会主義共和国のトゥアン情報通信大臣(当時)が、両省の協力関係をさらに発展させ、協力事項等について議論する作業部会を設置することに合意。平成30年1月にハノイで開催された第1回会合、平成30年12月に東京で開催された第2回会合、令和元年11月にハノイで開催された第3回会合に続き、今回が4回目の開催。本年1月の「情報通信分野における協力覚書」及び「郵便分野における協力覚書」の改定を受けて行われた最初の会合となった。