令和4年7月12日(火)から同年7月17日(日)まで、金子総務大臣はシンガポール共和国及びオーストラリア連邦に出張し、関係閣僚との会談等を行い、二国間での情報通信分野での協力関係や連携を深化させていくこととしました。
1 シンガポール共和国
情報通信省のテオ大臣との会談を行い、令和3年7月2日に署名された情報通信分野における協力の覚書(以下「覚書」)の内容等に基づき、二国間の協力に関する意見交換が行われ、共同声明を発出しました。
会談では、覚書の主な協力分野であるデジタル経済、AI、サイバーセキュリティのほか、多国間の枠組みを通じた連携についての議論が行われ、両国がオープンでセキュアな5Gの発展のため、継続して取組を進めていくことや、多国間の枠組みを通じた連携を進めることなどを確認しました。
2 オーストラリア連邦
メルボルンにて内務省のオニール大臣と、シドニーにてインフラ・運輸・地域開発・通信・芸術省のローランド通信大臣と、それぞれ会談し、日豪関係省庁の局長級会合である「日豪テレコミュニケーション強靭化政策対話」の立ち上げを盛り込んだ共同声明に署名しました。
会談では、5Gや光海底ケーブルなどに関する意見交換を行い、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、「日米豪印」いわゆるクアッドといった多国間の枠組みも活用しつつ、情報通信分野における二国間の連携の強化を確認しました。
更に、両国にて、デジタル分野の先進的な取組事例の現地視察や日系企業との意見交換会も行いました。