8月5日、金子総務大臣と、チャイウット タイ王国デジタル経済社会大臣(以下「チャイウット大臣」とします。)は、総務省とデジタル経済社会省との間の情報通信デジタル技術分野の協力に関する覚書に署名しました。
1 覚書の背景
(1) 平成27年5月、高市総務大臣(当時)がタイを訪問した際、ポーンチャイ情報通信技術大臣(当時)と会談を行い、「情報通信技術分野の協力に関する共同声明」を発出し、相互に協力していくこととしました。
(2) 同共同声明を受け、両国の間で議論を重ね、平成29年6月7日に総務省と情報通信技術省の後身であるデジタル経済社会省との間で、情報通信デジタル技術分野の協力に関する覚書の署名を行いました。
(3) 同覚書について、情報通信やデジタル分野における環境の変化を反映し、新しい時代にふさわしい日本・タイ間の協力を促進するため、検討を重ねてまいりました。
(4) このたび、両国の間で、情報通信デジタル技術分野における新たな協力分野に関して合意が得られたことから、令和4年8月5日、金子総務大臣とチャイウット大臣が情報通信デジタル技術分野の協力に関する覚書の署名を行い、バンコクにて吉田総務審議官とチャイウット大臣が覚書の交換を行いました。
2 覚書の概要
総務省とデジタル経済社会省との間で、以下の分野の協力を進めることとしています。
- 気象観測及び減災における情報通信技術及び関連データの使用
- 情報通信デジタル技術における革新的な技術やサービス等の知見共有
- サイバーセキュリティ分野を含む、情報通信デジタル技術分野における人材育成
- 2021年8月11日に署名された郵便分野における覚書に基づく協力
- オープンでセキュアな5Gやその関連技術の実装と活用をはじめとする、最先端の無線通信技術
- 日本国のICT企業のタイにおける投資促進
- その他両省の間で合意された情報通信デジタル技術関連分野
3 今後の方針
令和4年8月8 日に配布した以下の件名の報道資料について内容に一部誤りがございました。訂正させていただくとともに、お詫び申し上げます。訂正箇所は、こちら
を御参照ください。