1 覚書の背景
平成29年3月31日、日・フィリピン両国の情報通信技術(ICT)分野における協力を一層推進していくため、総務省とフィリピン共和国情報通信技術省との間で、ICT分野の協力に関する覚書の署名を行いました。
今般、同国のフェルディナンド・マルコス大統領による新政権の誕生及び同大統領の初の訪日の機会をとらえ、これまでの主な協力分野を継続しつつ、新たな協力分野としてOpen RAN(Open Radio Access Network)の構築等を追加する内容の覚書に、松本総務大臣とフィリピン共和国情報通信技術省を代表してエンリケ・マナロ・フィリピン共和国外務大臣が署名し、令和5年2月9日、両国首脳立会いの下、両国大臣が覚書の文書交換を行いました。
2 覚書の概要
総務省とフィリピン共和国情報通信技術省との間で、以下の分野の協力を進めることとしています。
- 地上デジタルテレビ放送(日本方式)への移行支援(緊急警報放送の活用支援)
- ブロードバンド網の改善支援
- Open RANを含む5Gネットワークの構築支援
- サイバーセキュリティ分野における人材育成
- その他、「5G / Beyond 5G」、「IoT、ビッグデータ、AI」、「放送コンテンツを通じた文化的交流」、「デジタルトランスフォーメーション(DX)」分野での協力強化
3 今後の方針