総務省は、本日、関係者とともに設置している「一部の形態のBS放送受信システムの電波干渉問題に関する連絡会」において、BS21チャンネル及び23チャンネルによる放送が開始された際の携帯電話の無線システム等の運用に支障を及ぼす状況が改善された旨承認されましたので、お知らせします。
1 経緯
総務省は、平成23年以降に放送開始予定のBS21チャンネル及び23チャンネルの電波を受信した際に、一部の形態のBS放送受信システムから漏えいした電波が携帯電話の無線システム等に干渉を与える可能性があることについて、関係者とともに「一部の形態のBS放送受信システムの電波干渉問題に関する連絡会」(以下「連絡会」。構成員は
別紙1。)を設置し、それに対する検討を実施してきたところです。
平成21年2月、連絡会の下に電波干渉に対する対策作業の実施を実際に担う関係者により「BS21、23チャンネルの放送開始に向けた一部の形態のBS放送受信システムの電波干渉問題対策実施協議会」(以下「対策実施協議会」。構成員は
別紙2。)を設置し、必要な調査・対策を行ってきました。その結果、平成22年3月31日に、携帯電話の無線システム等に干渉を与える可能性があるBS放送受信用増幅器等の対策作業を終了したところです(
別紙3)。
本日、連絡会において、対策実施協議会からBS21チャンネル及び23チャンネルによる放送が開始された際の携帯電話の無線システム等の運用に支障を及ぼす状況が改善された旨報告を受け、承認されました。
2 今後の対応
総務省は、BS21チャンネル及び23チャンネルの放送開始に向けた手続を進めるとともに、電波干渉問題の防止に向けて、引き続き関係者に対して協力を求めていくこととしています。