報道資料
平成26年11月10日
中国総合通信局
重要無線通信(山口市の防災行政無線)への障害源を排除
電柱からノイズ(雑音)が発生
中国総合通信局(局長:黒瀬泰平)は、山口県山口市が運用している防災行政無線が外来波により通信障害が発生しているとの申告を受けて調査した結果、無線設備の近傍に設置されている電柱からノイズが発生していることを突き止め、電柱管理者の協力を得て障害源を排除しました。
《経緯》
本年10月17日、山口県山口市から同市が運用している防災行政無線の中継局に通信障害が発生し、戸別受信機(市民宅に配備されている防災行政情報を聞く受信機)が全く聞けない状態になる、また、聞ける時でもバリバリという音が入感し音声が聞きづらい状態になるとの申告を受けて調査を実施しました。
現地において、防災行政無線の中継局舎付近で、スペクトラムアナライザー(電波の波形等を計測する機器)により測定したところ波形からノイズと推定されたため、ノイズチェッカー(雑音計測器)で付近を調査した結果、防災行政無線の中継局舎近傍の電柱から高いレベルのノイズが検知されました。
当局の調査結果に基づき防災行政無線の運用者である市が電柱管理者に連絡し、電柱管理者が電柱を調査したところ設備の破損が確認されたため、破損した設備の交換を行いました。その後、数日間、当局が防災行政無線への障害状況を経過観察しましたが、障害が再発生することはなく障害源の排除を確認しました。
《現地調査の模様及び障害源となった設備の破損部分の写真》
別紙
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