報道資料
平成27年6月12日
中国総合通信局
重要無線通信への混信障害源を排除
岡山県倉敷市内のポートラジオへの混信障害源を排除
中国総合通信局(局長:黒瀬泰平)は、岡山県倉敷市内の海岸局「水島ポートラジオ(※1)」から国際VHF(※2)18ch(156.90MHz)に混信障害発生との申告を受けて調査した結果、倉敷市内のアマチュア無線局の免許人宅からの混信障害波発射を特定し排除しました。
当局では、今後も重要無線通信妨害申告に対する混信障害源の迅速な排除に努めてまいります。
※1 港内の船舶の入出港を監視し、航行安全確保のための情報を提供する岡山県所属の無線局
※2 国際VHFは、海上における航行安全のための船舶共通の無線通信システム
《経緯》
○本年5月21日、岡山県倉敷市の海岸局から国際VHF18ch(156.90MHz)に混信障害が発生しているとの申告を受け、当局が調査を開始。
○同日、倉敷市内のアマチュア無線局の免許人宅から混信障害波の発射を特定し、同免許人の協力を得てアマチュア無線機を電源オフにしたところ、混信障害が解消。
○その後の調査で、アマチュア無線局の免許人が、外出中に無線機の故障により電波が発射され、申告の国際VHF18ch付近に発生したスプリアス波(※3)が混信障害原因であると判明。
※3 その無線局が、通信で必要とする周波数以外に発生する不要な電波の発射
別紙:混信障害の原因となったアマチュア無線機のスプリアス波の画像
別紙
混信障害の原因となったアマチュア無線機のスプリアス波の画像
注:本件の場合は、スプリアス波は、時間の経過とともに被障害波(156.90MHz)の周波数から変位するため、測定時の画面のスプリアス波は、被障害波(156.90MHz)から少し離れたところに出現しているもの。
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