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報道資料

平成29年3月13日
中国総合通信局

不法無線局の取締りで感謝状を贈呈
<管内の捜査機関3警察署・1海上保安署に>

  中国総合通信局(局長:菊池 昌克)は、重要無線通信(※)や日常での電波利用の妨害の原因となっている不法市民ラジオや不法アマチュア無線などの不法無線局の取り締まりを行っています。特に、路上や港湾等における取り締まりでは、地元警察署や海上保安署の協力を得て、共同取締りという形での取り締まりを実施しています。
  当局では、このたび、不法無線局の取締り等に多大な功績のあった捜査機関(3警察署及び1海上保安署)に対して、感謝状を贈呈しますので、お知らせします。
贈呈先 功績
島根県津和野警察署   当局との不法無線局共同取締りに積極的に協力するとともに、独自でも不法無線局取締りを実施し、重要無線通信に妨害を与えるおそれのある不法アマチュア無線を摘発するなど、電波利用秩序の維持に多大な貢献をされました。
島根県大田警察署
山口県長府警察署   当局との不法無線局共同取締りに積極的に協力するとともに、独自でも不法無線局取締りを実施し、重要無線通信に妨害を与えるおそれのある不法アマチュア無線及び放送、家電製品や電子機器などにも障害を与えるおそれのある不法市民ラジオを摘発されました。
  また、日露首脳会談時においては、中国管内で初めて、高速道路における共同取締りを実施するなど、電波利用秩序の維持に多大な貢献をされました。
第六管区海上保安本部
広島海上保安部
柳井海上保安署
  独自で不法無線局取締りを積極的に実施し、無免許で無線機を設置している船舶及び重要無線通信や携帯電話に妨害を与えるおそれのある不法パーソナル無線を摘発するなど、電波利用秩序の維持に多大な貢献をされました。
   ※警察、消防・救急、携帯電話、放送、気象、電気及び鉄道等で利用される無線通信

≪参考≫

1 不法無線局の影響
    不法無線局は、警察無線、消防・救急無線、携帯電話等の重要な通信への妨害、合法無線局の通信への妨害、テレビ・ラジオの受信、電子機器等への障害など、社会的に大きな影響を与える可能性があります。
当局はこのような不法無線局に対して、取締りを強化しています。

2 主な不法無線局
 (1) 不法市民ラジオ
        不法市民ラジオは、27MHz帯の周波数を使用する不法無線局です。
     漁業無線などに混信妨害を与えるほか、空中線電力増幅器(ブースター)を使用した場合は、テレビ・ラジオの受信、電力系ブレーカ、電話機、コンピュータなどにも障害を与える場合があります。

 (2) 不法パーソナル無線
   不法パーソナル無線は、900MHz帯の周波数を使用する不法無線局です。
   設備を電子的に改造したものが多く、正規のパーソナル無線に混信妨害を与えるほか、パーソナル無線として使用できる周波数を逸脱して運用し、携帯電話、防災行政無線、MCA無線などにも妨害を与える場合があります。

 (3) 不法アマチュア無線
    不法アマチュア無線は、主に140MHz帯、400MHz帯の周波数を使用する不法無線局です。
     正規のアマチュア無線に混信妨害を与えるほか、アマチュア無線として使用できる周波数を逸脱して運用し、警察無線、消防・救急無線、鉄道用無線などにも妨害を与える場合があります。
 

連絡先
電波監理部 調査課
電話:(082)222−3331

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