報道資料
平成30年10月31日
中国総合通信局
大竹市でドローンを活用した通信確保訓練を実施
〈中国管内初、ドローンによる孤立地域への無線機搬入訓練〉
中国総合通信局(局長:長塩 義樹)は、平成30年11月4日(日曜日)に広島県大竹市で実施される「平成30年度広島県総合防災訓練」において、広島県内の自治体、民間企業等との連携により、通信確保及び情報収集に係る合同訓練を実施します。
大規模地震とそれに伴う土砂災害の影響により、交通インフラ及び携帯・固定通信網が寸断し、一部の住民が孤立状態になったとの想定の下、以下の訓練を実施します。
(1)孤立地域へのドローンによる無線機搬入訓練(中国管内初)
(2)被災地におけるドローン空撮等による情報収集訓練
なお、訓練会場では、災害時に中国総合通信局が自治体等へ貸与する「災害対策用移動電源車」「臨時災害放送局機器」等の展示を行います。
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日時
平成30年11月4日(日曜日) 14時から16時10分まで
ただし、気象条件や周囲の安全確保のため、変更又は中止する場合があります。
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会場
広島県大竹市 晴海臨海公園
(広島県大竹市晴海2丁目11番)
- 訓練内容
(1)孤立地域へのドローンによる無線機搬入訓練
- 広島県及び大竹市からの要請に基づき、中国総合通信局が同局所有の災害対策用移動通信機器(MCA無線機)5台を大竹市災害対策本部(訓練会場内)に搬入
- (株)エネルギア・コミュニケーションズの協力を得て、同社所有のドローンにより想定孤立地域(訓練会場内)へMCA無線機1台を搬入
- 上記により、想定孤立地域と大竹市災害対策本部との通信環境を確保した上で、被害状況報告や救助要請等の通信を実施
本訓練において、(一財)移動無線センターは、MCA無線機の技術協力を行います。
ドローンによる災害対策用移動通信機器を孤立地域へ搬入する訓練は、中国管内では初めてです。
(2)被災地におけるドローン空撮等による情報収集訓練
なお、これらの訓練において、中国総合通信局は、同局所有の災害対策用移動電源車により無線機器等への電源供給を行います。
- 訓練参加団体等
- 中国総合通信局
- 広島県
- 大竹市
- 大竹市消防本部
- 株式会社エネルギア・コミュニケーションズ
- 株式会社日立国際電気
- 一般財団法人移動無線センター
- 主な展示機器
- 災害対策用移動電源車
災害時の通信及び放送の迅速な確保を目的として、電気通信設備又は放送設備の応急復旧対策を行うための発電機を搭載した中型電源車。
- 臨時災害放送局機器
災害時にその被害を軽減するために役立つことを目的として、地方公共団体が臨時かつ一時的に開設するFMラジオ放送を行うための機器。
- 災害対策用移動通信機器
被災地における救援・救護活動、応急・復旧活動等、現場での連絡手段確保を目的とした簡易無線機やMCA用無線機器。
- ICTユニット
災害時の停電かつ固定・携帯電話の不通時においても、バッテリーを内蔵した無線LAN(Wi-Fi)と衛星回線の組み合わせにより音声通話やメール送受信が利用可能な可搬型通信装置。
【参考資料】
ドローン映像伝送訓練の概要
【575KB】
<参考情報>
広島県総合防災訓練
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/4/hiroshimaemergencydrill2018.html
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