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報道資料

令和元年6月5日
中国総合通信局

山口県総合防災訓練で初めて災害FM局を開局
〈岩国市で臨時災害放送局から実際に電波を発射〉

 中国総合通信局(局長:長塩 義樹)は、令和元年6月9日(日)に山口県岩国市(メイン会場:いわくに消防センター、サブ会場:岩国港)で実施される「2019年山口県総合防災訓練」において、自治体、関連事業者との連携により、山口県総合防災訓練では初めて、訓練会場内において臨時災害放送局を組立設置し、実際に電波を発射する訓練を実施します。
 この他、サブ会場の岩国港における訓練の模様をメイン会場へ画像伝送する訓練や、非常時に自治体に貸与する災害対策用移動電源車、移動通信機器等の展示を行います。
1 日時
  令和元年6月9日(日) 9時00分から11時30分
  (臨時災害放送局の放送は10時30分から約5分間程度を予定しています。)
 
2 会場
  いわくに消防防災センター
  (山口県岩国市愛宕町1-4-1)
  
3  訓練内容
 【臨時災害放送局開設訓練】
  災害発生想定の下、被災地や避難所等住民への災害支援や生活情報等の提供を行うため、岩国市から貸出要請を受けた中国総合通信局は、訓練会場(いわくに消防防災センター)へ臨時災害放送局用機器を搬入し、株式会社NHKテクノロジーズの協力を受け放送機器を設置し、株式会社アイ・キャンの協力を受け、周波数77.3MHzの電波により実際に放送を行います。なお、放送エリアは、訓練会場及びその周辺です。
 
 【災害状況伝達訓練】
  公衆通信網が途絶している想定の下、岩国港で行われる水難救助訓練の状況を、富士通株式会社及び株式会社富士通ゼネラルの協力を受け、長距離無線中継システム(公共ブロードバンド移動通信システム(注))の中継により、いわくに消防防災センターに設置された現地対策本部へ画像伝送を行います。また、この画像は、株式会社アイ・キャンの協力を得て大型ビジョンに映し出し、遠隔地の被災状況や救助活動状況を現地対策本部で確認します。
 (注)公共ブロードバンド移動通信システム:専用に割り当てられた無線周波数帯を使用しているため混信が少なく、2機(1対向)での使用時に見通しで約25キロメートル程度の長距離伝送を実現。さらに、中継することにより、伝送距離の延伸が可能で、映像、音声、データを統合して伝送することができる。
 
4 主な展示機器
 (1) 臨時災害放送局機器
     被害を軽減するために役立つことを目的として、災害発生時に、地域住民へ被害情報、避難情報等を提供するた
   め、地方公共団体等が臨時かつ一時的に開設するFMラジオ放送機器です。
     この臨時災害放送局は、平成30年7月豪雨災害において広島県熊野町及び坂町で開設され、被災者へのきめ細
   やかな情報提供に役立てられました。
 (2) 災害対策用移動電源車
   災害時の通信及び放送の迅速な確保を目的として、電気通信設備又は放送設備へ電力供給を行うための発電機
   を搭載した中型電源車。
 (3) 災害対策用移動通信機器
   被災地における救援・救護活動、応急・復旧活動等、現場での連絡手段確保を目的とした簡易無線機、MCA用
  無線機器。
 
 【参考資料】
  臨時災害放送局開設訓練及び災害状況伝達の概要PDF
 
 <参考情報>
  ○ 山口県総合防災訓練
        https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a10900/kunren/2019kunren.html

連絡先
防災対策推進室
電話:082-222-3371

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